
学芸大学駅から徒歩3分。碑文谷公園方面に向かった高架下(GAKUDAI PARK STREET)に、お酒の美術館 学芸大学駅前店というバーがあります。2025年3月10日にオープンしました。
お酒の美術館は株式会社NBG(京都)のブランドで、2017年に1号店・お酒の美術館 三条烏丸本店がオープンし、2024年段階で100店舗以上あります。フランチャイズ展開をしていて、お酒の美術館 学芸大学駅前店もフランチャイズです(オーナー・中園竜一さん)。

お酒の美術館のウリは大きくふたつ。ノーチャージ・500円~(税込!)。スタンディングの店舗も多いようですが、お酒の美術館 学芸大学駅前店はカウンター席です。


のちほど、心配になるくらいの安さを体感するわけですが、その理由のひとつは株式会社NBGがお酒の買取事業・ゴールドリカーも運営していて、ここで買い取ったお酒をお酒の美術館へ安く流しているからかもしれません。

目の前に「学芸大学」と書かれた樽。これは気になります。
「ウィスキーとブランデーをブレンドしたものです」
「ストレートやロックなら500円だと思うんですが、炭酸で割ってもらうと……」
「500円です」
まじですか。

お酒の美術館 学芸大学駅前店のオリジナルブレンド・学芸大学。具体的な銘柄はわかりませんが、しっかりと深さがあって甘い。大好きな味。一路のB&Bを思い出すなぁ。
「ラスティネイルとかゴッドファーザーも好きなので、この味も好きです。おいしいですね」
「ありがとうございます」
一応確かめておくか。
「1ショットは何mlで切ってますか?」
「30mlです」
いかんせん500円ですから、25mlだったとしてもおかしくないし文句は言えない。だけどしっかり30ml。うそみたいw

500円~と謳ってるけど、これはある種の"釣り"で、実際に500円で飲めるのは1・2種だろうと思っていたら、そんなことはありませんでした。500円のものもいっぱい。せっかくだし、500円だけを……おっとっと。ロイヤルサルート21年 1400円。久しぶりに見たなぁ。飲んでみるか。

1952年にエリザベス2世の戴冠式を記念し作られた、21年以上熟成させたウイスキーのみがブレンドされているシーバスブラザーズのスコッチ。キーモルトはストラスアイラ。
20年ぶりくらいかなぁ。シャープですっきりとしたイメージ・記憶があったのですが、まったく逆でした。深い。さすが、いい酒だなぁ。

バックバーには見たことのないボトルもたくさん。
「それは何ですか?」
「アランの新しいスコッチです」
「ストレートでお願いします」

ラグ コリクレヴィ エディション。オロロソ シェリー樽で追熟させています。そのためか、ピーティーでありつつも甘みが引き立っています。これも好きな味。

最後はホワイトホース。1990年代のボトルと言ってたかな。現行とはまるで違います。うまいなぁ。
ちなみに今回はウィスキー系ばかり飲んでますが、当然、カクテルもあります。カクテルは600円~。表にメニューが貼ってあるので、確認してみてください(これもまたいい)。

14時オープンと、この街でもっとも早くからやっているバーです(※当記事執筆時)。23時閉店ですから、もっとも早くに閉まるバーでもあるか(もう一軒ある)。また、この街で一番明るいバーかもしれません。ついでに表からはっきりと中がうかがえる(ほぼ)唯一のバー。
そしてもちろん、この街でもっとも安いバーでもあるのですが、フランチャイズで23時閉店でしょう。心配になっちゃうよw 大丈夫? 学大の夜はむしろ23時からなのに。

明るくて、中の様子もわかり、明朗・激安会計。
「バーはちょっと怖い」
そんな風に感じている女性も入りやすいでしょうね。実際、この日も女性客が二人いらっしゃいました(お一人はこのブログをよく読んでいただいている方。ありがとうございます)。あ、もしかしたら唯一の禁煙のバーかもしれない。これもいいと思う人が多いかもなぁ。
※これまた私のブログを読んでくださっているNさん、ありがとうございました!
SHOP DATA
- お酒の美術館 学芸大学駅店
- 東京都目黒区鷹番3-4-25 GAKUDAI PARK STREET
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