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名店の遺伝子を継ぐ香湯ラーメン ちょろり 目黒店(学芸大学)のスープは香ばしくて甘く、どんどん進みます。時間とともに変化するチャーシューもいい!

学芸大学駅、祐天寺駅、武蔵小山駅から直線距離ならほぼ同じ。歩くとそれぞれ15分強、20分弱、20分弱という位置。目黒通り沿いにある香湯ラーメン ちょろり 目黒店。ステーキハウス リベラ 目黒店の並びです。

※2021年4月13日追記:しばらく休業したのち、4月7日、香湯拉麺 ひろやに変わりました。

chororiの画像

店先の看板には写真では判別できないほど小さく「ちょろり」と書かれています。普通に道を歩いていても、張り出した黄色いテント屋根が邪魔をして、店名がほとんど読めません。それこそ本当にちょろりと店名が書かれているのみw

のちほど詳しく触れますが、恵比寿ガーデンプレイスの近くにも店舗があります。10年ほど恵比寿界隈に住んでいたので、恵比寿店には数え切れないほど行っていますが、目黒店は今回が初めて。ちょろり自体は約3年ぶり?

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店内はL字カウンターで8~10席ほど。小ざっぱりとしています。やってらっしゃるご主人はちょろりのオーナーさんでもあります。

水はセルフです(冷たくておいしいw)。お酒もありますが、種類によってはカウンター奥にある冷蔵庫から自分で取って来るのがいいかもしれません。特に混み合ってると、ご主人一人では大変なので。

ちょろりといえば、まずはやっぱり餃子でしょう。鍋に多めのお湯を入れて最初に蒸し。余分な水を捨てて焼き。しっかり底に焦げ目をつけたら完成です。

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大ぶりで、タネがパッツンパッツンに詰まっています。タネはひき肉が多めで適度な汁感。変に味付けをしていません。ナチュラルな味わいです。パリッ、プリッ、ハフッ。はぁ、めちゃうま。恵比寿店ももちろんおいしいのですが、恵比寿店よりおいしい気がしたのは、久々に出会えた喜びでバイアスがかかっているせいか。

他のお客さんの注文が落ちついた頃合いを見計らい、香湯ラーメンを注文します。

大きな寸胴から注文ごとにスープをすくい、中型の雪平に移して温めます。ラーメンを茹でる際にモヤシも一緒に茹でていきます。ご主人の足元にあった木製の麺箱には「丸山製麺」とありました。品川区旗の台の丸山製麺かな。メンマ、チャーシュー、きぬさやが丁寧にトッピングされたら完成です。

ちょろりのメイン画像・香り高く濃厚なラーメン

うーん、いい香り。まずはスープをひと口。これこれ。甘くて香ばしい。ちょろりの最大の特徴は揚げネギ。このネギが香ばしさを出し、また、甘みも増加させています。最初は「ん? 濃くね?」と思うかもしれません。けど、どんどん進みます。止まらなくなるスープです。

麺は普通のよくある麺よりも白っぽいです。おそらく、かんすいが少ないか加水率が低いか。いずれにせよフニャけてるわけではありません。コシはあります。いい弾力。プルッ、ツルッとした麺もとてもおいしいです。

チャーシューもいいんです。最初はちょっとパサつき気味なんですが、徐々にスープの水分を含み、ラーメンを半分ほど食べ終える頃にはしっとりとしてきます。麺やスープの味変はよくあっても、チャーシューの味変をここまで感じさせるラーメンてのは珍しいような。

しっかりと鶏からダシを取っているためか鶏油(チーユ)が多いためか、スープは油分も多めです。別にしつこいわけじゃありません。ただ、油は膜を張りますから、スープはずっとアツアツのまま。鼻水がズルズルw

麺がサッパリしていて、その分、スープは濃い目。このバランスもいい。見た目はシンプルですが、奥行きがありパンチがあります。やっぱりちょろりはおいしいなぁ。

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私の目の前で作業をし始めたご主人にうかがってみました。

「どうして『ちょろり』って言うんですか?」

「どうしてって……(笑)」

「なんか由来とか」

「いや、適当だよ。適当につけただけ。別に意味なんてないよ」

「恵比寿に住んでたんで、恵比寿にはよくうかがってたんです」

「ああ、そう。あれもオレの店だよ。もともとあっちで創業して、今はもう若いもんに任せてるんだけどね」

このご主人、実はイケメンです。背も高い。そして声がいい。俳優にでもいそうな感じw

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香湯ラーメン ちょろり 恵比寿店

ご主人はもともと喜楽(きらく)(渋谷)、かおたんラーメン えんとつ屋(西麻布)にいらっしゃったのだとか。

渋谷の百軒店(ひゃっけんだな)にある喜楽は1952年創業。喜楽出身の方が1985年、バブル真っただ中にかおたんラーメンを創業します。そんな両店で腕をふるっていたいた方=ご主人が1995年、恵比寿にちょろりを創業(現・香湯ラーメン ちょろり 恵比寿店)。1997年、目黒にも店舗を構えます。

3店の共通点は、揚げネギが入っていること、デフォルトのトッピングがチャーシュー、もやし、きぬさやということ。喜楽には3回ほど、かおたんラーメンには1回しか行っていませんし、いずれも随分前のことなので、記憶が定かではないのですが、喜楽、ちょろりは味が濃い目、それに比べるとかおたんラーメンはあっさり目だったような。まったく自信がありませんが。

喜楽は積極的に"○○ラーメン"と謳ってはいませんが、かおたんラーメンは"高湯 中国福建省の高級スープ"、ちょろりは"台湾スープ伝統継承の味"と言っています。

店名はさて置き、言葉の一般的な意味合いとしては、高湯/高汤(ピンイン:gāo tāng [カオタン])は中国語でスープという意味です。香湯/香汤(ピンイン:xiāng tāng [シャンタン])は香り高いスープといった感じの意味で使われることが多いようです。

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恵比寿のちょろりで食べたラーメン。2005年撮影

ちょろりあるいは焦しネギが台湾式なのかどうかはよくわかりません。まあきっと、台湾にもあるのでしょう。いずれにせよ、とにかくおいしいラーメンです。

ただ、ちょろりに行った直後、某バーで話していたら、生まれも育ちも学大の子がちょろりを知りませんでした。少し遠いですからね。もしかしたら、知らない人も多いのかな?

駅からの距離はありますが、ラーメンを食べる前はちょっとした運動として、食後は腹ごなしとして、ちょろりと歩くってくらいがちょうどいい。まだ行ったことのない方、ぜひ。

SHOP DATA

  • 香湯ラーメン ちょろり 目黒店
  • 東京都目黒区下目黒6-16-14 西野ビル1F
  • -
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