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麺屋 東京かとむら(祐天寺/学芸大学)の油そばはこってり濃厚なんだけど、酢と唐辛子で味変するから飽きずに食べられます~陸の孤島・油面の油麺はこの地に人を呼ぶ名物になる!?

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画面奥、右に折れる道が油面地蔵通り

祐天寺駅から徒歩15分、学芸大学駅から20分。油面通り沿い、油面地蔵通り商店街の北の出口のすぐ近くに「麺屋 東京かとむら」という油そば専門店があります。2017年10月7日にオープンしました。ヒロミさん、松本伊代さんご夫婦が行きつけというのですっかりおなじみw

2012年5月、長野県塩尻市のえんぱーく1階に「東京油そば専門店 麺屋幸介」がオープンしますが、2013年10月に休業して、同年11月「麺屋 かとむら」として長野県松本市市場に再オープンしました。

2017年9月20日、暖簾分け店「麺屋かとむら 塩尻店」がオープンして、同年10月に東京(祐天寺/学芸大学)、2018年5月に川越、松本市南浅間にも出店します。祐天寺/学芸大学、川越、南浅間が直営店なのか暖簾分け的な店舗なのかは不明です。

松本市の「麺屋 かとむら」を運営しているのは美容・飲食事業を展開している株式会社OUTPUT(松本市)です。松本市内でネイルサロン1軒、飲食店4軒を運営しています(コンサルティング実績も多数)。ただ、ここ「麺屋 東京かとむら」も同社が運営しているのかどうかはわかりません。

さて、「麺屋 東京かとむら」の話を進めましょう。

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店内はカウンター5席、4人掛けテーブル2席(かな?)。

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メニューはこんな感じ。うーん、どうしよう。

「油そば定食を……あ、いや、中盛りで」

初回だし、油そばに集中しよう。自分でもイマイチよくわからないそんな理由で注文し直しました。

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油そばの美味しい食べ方が貼ってありました。これで予習をしつつ、麺を茹でている店員さんに一番聞きたかったことを聞いてみました。

「油面で油そば、というわけではない?んですかね?」

「ええ、よくそう聞かれるんですが(笑)」

「たまたまなんですね」

「けど、こうなったらもう、そういうことにしておいてもいいかなと(笑)」

ははは。

先述のような情報を前もって知っていたら、もっといろいろ聞いていたのですが、何の情報も持ち合わせていませんでした。そしてこの日は極度の二日酔い。だからこそ油そばを食べたくなったわけなんですが、どうも集中力に欠けます。ボーっと店内を眺めつつ、麺が茹であがるのを待ちました。

「お待たせしました。底にタレがあるので、よくかき混ぜてお召し上がり下さい」

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フワッと魚介の香り。かかってる魚粉由来でしょう。具はほぐしチャーシュー、メンマ、ねぎ、のり。

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混ぜたら、何も入れずにまずはひと口。甘めのタレです。まったり濃厚。食べると魚介の風味は相対化され、他のうまみを感じます。なんだろうな。鶏とか豚とか?

次に説明通り、酢とラー油を回しかけてみます。あ、なんか油そばって感じが強くなった。ラー油のせいかな。このラー油はそれほど辛くありません。

麺は中太で少し縮れています。もっちりしていて食べごたえがありますし、濃厚なタレともよく合っています。決してくどくはない油、甘いタレ、ホロホロのチャーシュー、ブリッブリの麺……強烈に何かを主張してくるわけではありませんが、それなりにパンチがあります。

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残り数口となったところで、どろ唐辛子と酢を追加。どろ唐辛子はそこそこ辛いです。酢を少し多めに入れると、油と辛みがいい塩梅に。

最初のパッと見は「中盛り? 1.5玉? ちょっと少なく見えない?」と思ったのですが、食べ進めると何気にボリュームを感じさせます。食べ終える頃には、お腹具合もちょうどよろしくなりました。中盛りが正解だろうなぁ。

ねっとり、こってりしてはいるのですが、すいすい食べられます。まったりな味わいも、酢や唐辛子を加えることで変化が出て飽きません。うん、うまいね。

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とてもおいしいです。ただ、私の油そば経験値はゼロに等しいので、この油そばが他と比べてどうなのかはよくわかりません。他と一線を画すような違い、特徴が「麺屋 東京かとむら」の油そばにはあるのでしょうか。どうなんでしょうか。まあ、どっちゃにせよ、おいしいんだからそれでいいのですが。

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「麺屋 東京かとむら」があるのは油面地蔵通りと油面通りの交差点近く

油面(あぶらめん)は昔にあった地名で、現在はありません。油面交差点、油面小学校、油面公園、油面交番といった名称にその名残が見て取れるのみです。

「油面」という言葉(地名)の由来は諸説あるようですが、菜種栽培が盛んだったことからつけられたというのが有力だそう。

参考サイト/目黒区:目黒の地名 油面(あぶらめん)

よくここに出店しましたねぇ。確かに家賃はべらぼうに安いんですが、デイリーに地元の人が使える店ならまだしも、ここで油そばですか。

いやぁ、どうなりますことやら。この日、私が訪れたのは昼の12時過ぎ。たまたまなのか、まだ知られていないのか、昼時だというのに客は私一人でした。おいしいのは確かなので、わざわざ足を運んででも食べたい、そう思ってもらえるようなお店になるといいですね。お店にとっても、この地域にとっても。

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