池島フーズ株式会社のこれはうまいそうめん。
第7回 The 乾麺グランプリ2026 in Tokyo(駒沢公園)で食べました。
The 乾麺グランプリ2026に出店していた「こだわり乾麺部門」のそうめんは3店舗。
- 半田めん(小野製麺)
- 三輪の誉(三輪素麺振興会/マル勝高田商店)
- これはうまいそうめん(池島フーズ)
半田めん・三輪の誉は手延べそうめん、これはうまいそうめんは機械麺そうめんです。そうめんとしてのおいしさだけを求めるなら、手延べそうめんを選ぶべきでしょう。
ただ、これはうまいそうめんは第3回 全国そうめんサミット2023 in 小豆島の第1回 全国そうめん鑑評会で金賞を取りました。
この鑑評会はなんとかセレクションとかなんとかグランプリのような”賞を金で買う”的なものとは違い、ちゃんとしています。
大変お待たせいたしました。本日の「第1回 全国そうめん鑑評会」結果【速報】です。
— 【公式】第3回 全国そうめんサミット2023 in 小豆島 (@soumen_summit) June 3, 2023
皆さま、誠におめでとうございます!#全国そうめんサミットhttps://t.co/RRKX86CHcg pic.twitter.com/HN1yjHipow
- 手延べ製法の部(10品):金賞5品/入賞5品
- 機械製法の部(6品):金賞/1品/入賞 5品
結果を見てみても、フェアな鑑評会だとわかります。そして、機械製法の部で唯一、金賞を獲得したのが池島フーズのこれはうまいそうめん。というようなことがありまして、「どんなものだろう」と思い、私はあえて機械麺たるこれはうまいそうめんを食べてみようと……
食べる前からおいしいとわかっている手延べそうめん、半田そうめん・三輪素麺に客はほぼゼロ。普通なら期待薄な、おいしくない可能性も高い機械麺そうめんには列。
一般的には手延べそうめんと機械麺そうめんの違いなんて知られていませんし、それどころかそうめんに手延べと機械麺なんて区別があることすらほとんど知られていませんから、「金賞受賞」のアピールがよく効いているということでしょう。
難しいことはわかります。私だって具体的にどうすりゃいいのかわかりません。けど、手延べそうめん業界よ、もうちっとなんとかならんかね。いや、難しいよね。わかる。わかるんだけどさぁw
客のいない半田そうめん・三輪素麺のブースに「ごめん」と心の中で呟きつつ、地団駄を踏みながら、これはうまいそうめんのブースの列に並びました。
こちらが乾麺グランプリで供されたこれはうまいそうめん(250円)。50gくらい? どうだろう。
まずはそのままひと口。
つゆにつけてもうひと口。
手にしていた箸を落としそうになりました。いやぁ……まじか。
涼しい顔してサラッと「これはうまいそうめん」などと言ってる場合じゃねぇっつうの。これはな、この世でもっともうまい(機械麺)そうめんかもしれねーぞ。少なくとも俺が食ってきた機械麺そうめんで一番うまいじゃねーか!w
ツルっとした舌ざわり。プリッとした心地のいい弾力。小麦のしっかりとした風味。ほんの少し太めでしょうか。であるがゆえに、食べ応えも感じさせます。
うまいなぁ。しかも、こんなイベントで作られているのにこのレベル。家で、自分で作ったら、さらにこの1.2倍はおいしくなっていたはず(※)。
※茹で加減(自分好み)、氷での締め、作ってから食べるまでの時間を考えると、これに限らずそうめんは家で作った方がおいしい(ことが多い)ということで、私のスキルが高いとかイベントでの調理がなってないとか、そういうことではありません
「金賞受賞なんて看板に惑わされず、ちゃんとおいしい手延べそうめんを食ってくれよ。俺は”あえて”こっちを選んでるだけでさぁ……」
池島フーズの列を眺めつつ、そう思っていたのですが、いやほんとになんて偉そうなことを。
機械麺そうめんがこんなにおいしいなんて奇跡。そこらで買えるわけでもなし、これを選んだのはある意味正解。列に並んでた方々、失礼しました。
私が食べてきた中での機械麺そうめんベスト3は、
もちろん、この一画に食い込みます。すばらしいそうめんです。
ただ、気になることがないわけでもない。
あえて言うなら、今田製麺所のそうめんに似たタイプです。それよりも細くはあるのですが、プリっとした弾力は確かにとても気持ちいい。けど、この弾力はうどんや(機械麺)冷麦、中華麺にもなくはない。
麺としてはおいしいのですが、他の麺にはない妙味=手延べそうめんの独特なコシのようなものはない。つまりそうめん”らしさ”には欠きます。どんなにおいしくても機械麺そうめんはこの”壁”を乗り越えられないんですよねぇ。
そしてこの値段。The 乾麺グランプリの物販ブースでは300円/180gでした。一般的なそうめんの量・300gに換算すると500円。隣の手延べそうめん・三輪の誉は400円/250g。300g換算で480円。んなバカなw
感動的なおいしさでした。驚きました。けど、いくらおいしいと言っても、それ以上においしい手延べそうめんのほうが安いのですから、物販ブースでこれを買おうとは思えなかったというのも正直なところです。
と言いつつ、これらを差っ引いても、これはうまいそうめんのおいしさは星3ではまったくもって足りない。機械麺そうめんとしては異例の星4を進呈します。
添加物・増粘剤を使わず、これだけ細く、こんなにおいしく機械麺そうめんを作れるのか。すごい。
| 名称 | これはうまいそうめん |
| 原材料名 | 小麦粉(小麦(国産))、食塩/加工でん粉(打粉) |
| 製造者 | 池島フーズ株式会社 |
| 評価 | ★★★★☆ |

