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芋菓/いもか(学芸大学)はオーガニックな有機さつま芋スイーツ専門店。素材のナチュラルなおいしさは余韻が強く、濃厚ですが後味はすっきりでした。

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学芸大学駅から徒歩2分。東口を出て笹崎ボクシングビル方面(都立大学方面)へ向かうと、線路沿いに芋菓(いもか)という有機さつま芋スイーツ専門店があります。2021年8月27日にオープンしました。

同じ学芸大学の人気・有名店、レストラン/オーガニックレストラン&デリ みどりえ(2001年~)の姉妹店です。運営は株式会社みどりえビオジャパン(代表:萬英子氏)。

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芋菓の場所はもともとオーガニックカフェ みどりえ(2008年~2016年頃?)でした。カフェ営業を辞めたあとはセントラルキッチンとして稼働していたのですが、キッチンスペースを少し削って、テイクアウト専門の芋菓をオープンさせました。

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こじんまりとしたかわいらしい店内。

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スイーツのラインアップは芋菓ふんわりスイートポテト(4種)、芋菓プリン、みりん黄金大学芋、焼き芋、放牧乳ソフトクリーム、有機芋チップス、有機芋けんぴ。いずれも無添加、有機素材にこだわっていて、保存料、着色料、香料、甘味料不使用だそう。

ちなみに私はオーガニックや有機云々にこだわりはありません。コカ・コーラ大好き。カップラーメン大好き。

主力らしきスイートポテト(4種)と芋菓プリンを購入。紙袋代(50円)を併せて2020円。たっけーなw 私にとっては贅沢な価格です。けど、この値段になる理由もよくわかります。こういう類はこういうものでしょう。

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あー。この記事を書き終え、写真を見返して気づいた。スイートポテトの値段、ショーケースには350円と表記されています。表の看板には350円or380円。けど、レシートは390円。値段がバラバラ。これはいけませぬ。お店においては早急に確認することをお勧めします。

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家に帰って撮影しているとネコが跳んできました。興味津々の様子。あげないよ。

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スイートポテト。手前から有機ビーツ、有機さつま芋、有機紫芋、有機大麦若葉。

まず最初にひとつ注意点を。凍らせたものを販売分だけ解凍しておく、ということをやっていると思います。ですから、しっかりと解凍されていないものが紛れているかもしれません。私が今回買った4つのうち、2つはまだ凍っていました。上の写真のふたつめのスイートポテトは下半分が白っぽいですよね。凍っているからです。

凍っているかどうかは触ればわかります。プニッとしていれば解凍されています。凍っていたらはっきりと堅いことがわかるはず。もし堅ければ、冷蔵庫にしばらく置いておきましょう。2、3時間で柔らかくなります。

ということは実際にフォークを刺してみてわかったのですが、これが逆に面白かった。

凍っているものは確かに堅いんですが、ナイフとフォークで切れます。完全に柔らかくなったものとは食感が違い、これはこれでおいしいです。プリンを凍らせて食べたことあります? そんな感じ。凍ったままだと芋の風味は弱いのですが、ひと口かふた口、凍ったままで食べてみても面白いんじゃないでしょうか。

で、本題。

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各種、細かな違いはありますが、そこまで大きく違うわけでもありません。大麦若葉はほうじ茶のような香ばしさがあるので、この中では一番特徴的ではありますが。

いずれも柔らかくてホクホク、ホロホロ。みっちりと密度があって、味わいはどこまでもナチュラル。素材由来の自然な甘さが印象的でした。

味にそこまで大きな差はないとは言え、好みとしては紫→緑→赤→白かな。どれか選ぶなら紫or緑。

ただ、このスイートポテトの妙味は何と言っても見栄えでしょう。4色揃っていると「わー、きれい!」となりますから、4種買うのもありだと思います。見栄えも重要です。

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芋菓プリン。

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プリンとはいえさつま芋を使っていますから、繊維は感じます。舌に触って不快、というようなものではありません。フルーツや野菜でスムージーを作った時に感じる繊維感です。

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生クリーム、牛乳がたっぷり使われているため、こちらはまったり。これでも十分、さつま芋感はありますが、スイートポテトに比べるとさつま芋感は弱いです。あくまでも相対的な話。

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食べ終えると、スイートポテトも芋菓プリンもさつま芋の余韻が舌の上と鼻腔の奥にずっと残っていました。本当にさつま芋を食べ終えた感じ。

けど、過剰な甘みは一切ありません。濃厚なんですが、口内はさっぱり。ベタつくこともありません。私は瞬時にTHE BLUE CORNERのソフトクリームを思い出しました。後味のすっきり具合がまったく一緒。

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とてもおいしかったです。甘みや塩味は控えめなので、そういう意味ではパンチに欠けますが、素材の奥深い味わいがしっかりと堪能できて、「ああ、いいものを頂いたなぁ」といった感慨に浸れます。

こういうナチュラルな食べ物を好む人への手土産としても喜ばれるんじゃないでしょうか。

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