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魚や いずみや(西小山)の刺身、練り物、干物は一人暮らしでも買いやすい量・価格。晩御飯の一品、晩酌の肴にぴったりなかまぼこ、ちくわが見つかりました。

西小山という街は不意打ちをしてきます。

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S/S/A/W・エジプト塩食堂、Boulangerie Orangeと並ぶ、立会道路沿いの西小山サマリヤマンション。そのすぐ脇の路地を見て、指さしながら立ち話をしているご夫婦がいました。なんだろう。ご夫婦が去るのを待って、私も路地をのぞいてみます。

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ん? 遠くに水色の看板。路地を進んでみます。

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まじか。天婦羅 巴(学芸大学)を見つけた時以来の衝撃。

なぁ、僕ら。こんなところにこんな店あるかね? 完全な住宅街よ?

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西小山駅から徒歩5分。ストリートビューではたどり着けないような、路地裏と言うほかない場所に佇む魚や いずみや(※)。

※ショップカード、レシートには「魚や いずみ」「いずみ」と印字されていましたが、看板が「魚や いずみや」となっているので、この記事では「魚や いずみや」としておきます

いらっしゃったのは男性。カメラ目線w 帰って調べたところ、もしかしたら女性が立っていることもあるかもしれません。サラッと見た感じ、練り物、刺身、干物などがあるようです。

「歩いてて、たまたま見かけたんですが、まさかこんなところにこんなお店があるとは……ってよく言われますよね?w」

「そうですねw」

「いつ頃からやってらっしゃるんですか?」

「7月15日にオープンしました」

「最近なんですね」

「もともと父が工場をやっていたんですが、廃業して、場所が空いたことですし何かやろうと」

「何かをやるにせよ、いきなりこういう物を扱うということもないでしょうから、以前はどこかで?」

「築地、豊洲と仲買をやっていました」

「やっぱりそうですよね」

穏やかでとても話しやすい気さくなご主人です。

もう少し詳しく見ていきましょうか。

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刺身は近隣のおじいちゃん・おばあちゃんが晩御飯の一品にするのにちょうどいい量。少量な分、安くなっています。

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こちらの冷蔵ケースは練り物と干物。

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店内にはいなごの佃煮まで。品揃え豊富というわけではありませんが、晩御飯に何かをちょっと足したい、そんな時に近所にあると便利なお店。そんな感じです。

「今後は切り身も置こうかと。あと、ここで買って頂いたものを奥でつまみながら飲むといったこともできるようになれば……」

「あー、それはいいですね」

ハモちくわ(200円)とのどぐろのかまぼこ(120円)を買ってみました。

「ありがとうございました。またぜひお越しください」

「また寄らせて頂きますね」

いずみやで購入したうまみたっぷりのどぐろかまぼこ・ハモちくわ

村田蒲鉾店(山口県萩市)ののどぐろ蒲鉾とハモちくわ。ハモちくわは焼印があるのですが、判読できません。

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たまたま炊き込みご飯を作ろうとしていたので、何も考えず、縦に細く切ったハモちくわも加えてみました。うん、これは失敗w ここまでしてしまうと、ハモちくわの風味がほとんど感じられません。炊き込みご飯としてはおいしかったんですけどね。

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やっぱりこうでしょう。シンプルが一番。そして、こういうのに上等な日本酒は必要ありません。ワンカップ大関がベストなんです。ワンカップ大関をバカにしちゃいけない。ワンカップでは群を抜いておいしい。

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改めてハモちくわ。上品な味わい。噛めば噛むほど、魚のうまみが滲み出てきます。繊細な味付けなので、薄くスライスするよりも、そのままかぶりついたほうがおいしかったです。

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のどぐろかまぼこはしっかりとした味付け。甘み、塩味が強めで、わかりやすくおいしさが感じられます。

いずれも日本酒の肴にピッタリ。ちくわとかまぼこで酒が進み、酒でちくわとかまぼこのうまみが引き立つ。いい晩酌になったなぁ。

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後日、再びハモちくわを買って、おでんに。

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刺身や切り身、練り物、乾物を扱う小さな個人商店は減りはすれど、新たにできるということはとても稀なことだと思います。しかも、こんな住宅街のど真ん中に。

さすが仲買をやってらっしゃったということでしょうか、「いいものを安く」といった心意気が感じられる品揃え。どれもおいしくて、そして非常にお求めやすい価格でした。機会がありましたら、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

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