学芸大学駅から徒歩1分。東口商店街のキッチンオリジンとちよだ鮨の間の筋を入ったところに、魚へんに〇〇(さかなへんにまるまる)という居酒屋があります。2022年12月5日にオープンしました。
個人店とのことです。ただ、さすがにこの物件を純粋な"個人"に貸すことはないはず(家賃が高額)。個人店ではあるのでしょうけど、何かしらの飲食関連企業が関わっていたり? 株式会社Globridge(グロブリッジ)はまったく無関係? いろいろバックボーンが気になります。別に何だっていいんですけどねw
カウンター8席、テーブル20席。シックで落ち着いた店内ですが、かしこまるような雰囲気ではありません。いい意味で賑やか。
こちらがグランドメニュー。
その日ごとのおすすめメニューもあります。
以下、価格は税抜価格です。
一杯目はサッポロラガー 中瓶(799円)。長いグラスかぁ……。私は小さなコップで瓶ビールを飲むのが好き。
お通し5種(500円)。生で食べられるかぼちゃ・コリンキーが印象的でした。初めて食べたのですが、パリッ、シャクッとした食感が面白いですね。
タコとワカメの酢の物(599円)。
なすの揚げびたし(499円)。
えんがわキムチ(499円)。
赤てん(599円)。島根県浜田市の名産だそう。魚のすり身に一味唐辛子が練り込まれています。ピリ辛。
刺身4点盛り(1999円)。ひらめ、すずき、まぐろ、いさき。宮崎県の甘い醤油と普通の濃口しょうゆが供されました。
マグロのかまトロ焼き(1199円)。しっとり、とろとろ、ジューシー。
めひかりの唐揚げ(799円)。めひかりは脂が乗りまくり。それが油で揚げられていますから、脂&油。と聞くと、クドそうに思うかもしれませんが、そして実際、クドくはあるのですがw、けど、これが何だか逆にいい。不思議。焼くよりもうまみが残るから?
だし巻き玉子(759円)。
写真外の焼きうどん(899円)。もう腹いっぱいだって言ってるのに頼むから……。来ても誰も食べられなさそうだったので、包んでもらいました。すみません、お手数をおかけして。
どれもおいしかったのですが、全体的に味付けがとても濃いです。甘い味付け・しょっぱい料理が大好きな九州出身の女性曰く「私でも濃い」。
ただ、よく言えば酒が進む塩梅、ガッツリ食べ応えがあるとも言えます。好みですからね。和食は上品・さっぱりであるべし、とも思いませんし、これはこれで。
4人で行きました。それぞれ3杯ずつほど飲んで、会計は約18,000円。一人約4,500円。競合は魚潮、旬鮮和彩 kou.あたりでしょうか。
改めて店内を見まわしてみました。私たちの両隣はそれぞれ若い女の子二人組。カウンターにもテラス席にも女性。そもそもこの街は女性が多いのですが、それにしても……。
先日、女性たちがこんなことを言っているのを思い出しました。
「前面がすべてガラス張りのお店は入りづらい」
なるほど。かと言って、中がまったくうかがい知れないお店も入りづらいでしょう。その点、ガラス張りではあるけれどテラス席がちょうどいい"目隠し"になっていて、裏路地なので往来も少なく、人の目を気にすることなく過ごせる魚へんに〇〇は、女性にとっては入りやすいのかもしれませんね。
あ、そうか。この街は若くなっている。実際、この日も若い子がいっぱい。だとすると、これくらい強い味付けが逆にいいのかもなぁ。薄くて物足りないと思われるよりいいですし。
テーブル席もたくさんあるので、大人数でも大丈夫。しっかりとした味付けは食べ応えを感じさせてくれます。ゆったりとしたお店で魚を食べたい、日本酒を飲みたい。そんな際は魚へんに〇〇を候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。平日は16:00から、土日祝は15:00からと、早い時間からやっているのもいいですね。
SHOP DATA
- 魚へんに〇〇(マルマル)
- 東京都目黒区鷹番2-19-22 g fiestaV 1F
- 03-6303-1511