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金子製麺の全粒粉そうめんは小麦の風味が濃くて穀物の深みを感じさせます。ただ、一般的なそうめんのイメージからは大きく外れた麺なので、あえてこれを選ぶかと言われれば……。

金子製麺の全粒粉そうめん

有限会社金子製麺、香りのめん 季穂(きすい) 全粒粉そうめん。

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自然・オーガニック食品を扱うこだわりや 三軒茶屋店で購入しました。毎年、同店はマニアックなそうめんを揃えています。

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263円/240g。一般的なそうめんの量・300gに換算すると328円。機械麺そうめんですが、手延べそうめん並の価格です。ただ、素材にこだわったそうめんとしてはよくある価格でしょう。

ちなみに、この全粒粉そうめんの右隣にとんでもない代物がありました。当ブログではそうめんを5段階の星で評価しているのですが、例外の星6を獲得した坂利製麺所の手延べそうめんです。私がそうめんマニアではなく普通の消費者であれば、もちろん坂利を選びます。そもそも機械麺vs手延べそうめんですから、どちらの方がおいしいかは食べずともわかります。

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全粒粉そうめん自体は以前からあります。ただ、今シーズンから店頭でよく見かけるようになりました。そうめんを棚に並べるにあたって、バリエーションを持たせたいという意図があるのでしょう。もちろん消費者側の健康志向の高まりに応えたい、という面もあるとは思います。

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パッケージ裏面の食品表示基準が面白い。「名称:干しそうめん」とあります。

食品表示基準(内閣府令)には以下のような規定があります。

手延べ干しめん以外の干しめんにあっては「干しめん」と表示する。ただし、(中略)長径を一・三ミリメートル未満に成形したものにあっては「干しそうめん」又は「そうめん」と(中略)表示することができる。

  • 干しめん
  • 干しそうめん
  • そうめん

と表示できるのですが、普通は「干しめん」か「そうめん」と表示しています。「干しそうめん」はほとんど見たことがありません。だから何だというわけじゃなく、珍しいなぁと。

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開封すると小麦の香ばしい香りがフワリ。

麺には茶色い粒が練り込まれています。手触りはザラザラ、ボコボコ。また、

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とあるように、粉のようなものも手につきます。

私の勝手な憶測なのですが、全粒粉を麺にするのって大変なんじゃないかと。

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「2~3分が茹で時間の目安」とあります。様子を見つつ、2分15秒茹でました。

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機械麺そうめんには珍しい、ピンと芯のあるような茹で上がりです。まずはそのまま。

吸うと、ザラっとした引っ掛かりのようなものを感じます。食感は大げさに言うとボソッ。ムニッとした弾力があります。麺つゆにつけると、スルリと吸えますが、ツルリとはしていません。

以上はネガティブな印象ではありません。全粒粉の麺はこうなりがちだよねー、という想定内。

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味は小麦の風味がしっかりとあります。穀物の深みのようなものを感じました。

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後日、グリーンカレーそうめんにしてみました。まずくはありません。けど、おいしいわけでもない。これだったら普通の細うどんや手延べそうめんでやったほうがいい。

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鶏レバークリームソースのパスタ風そうめんにもしてみました。悪くはない。けど、やっぱりここまでするのなら普通にパスタでするのが正解でしょう。

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機械麺としてはそれなりにおいしいです。ただ、一般的なそうめんのイメージからは大きく外れます。全粒粉の健康的な(?)食品を食べたいという欲求を満たしてくれる商品なんでしょうね。

私は健康食品やらオーガニックなんとかやらに興味はありません。あくまでもそうめんとしてどうかという視点で食べています。麺としてはそれなりにおいしくはありますが、そうめんを食べたいという時にこれは選びません。星2で。

今シーズン、全粒粉そうめんを2種食べました。全粒粉そうめんの傾向がわかって面白かったです。そして、もういいかなとも。

DATA
名称香りのめん 季穂(きすい) 全粒粉そうめん
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩
製造者有限会社金子製麺
評価★★☆☆☆