レストラン・洋喫華 えいらくに行ってきました。いえ、行かざるを得ないのです。そのワケは最後に余談として載せておきます。
駒沢大学駅から徒歩15分。三軒茶屋駅、学芸大学駅から徒歩20分。環七の龍雲寺交差点から龍雲寺通りを少し入ったところにある老舗の洋食屋・洋喫華 えいらく。
老舗ですが、店の扉は自動ドア。記事執筆時は自動ドアだったのですが、現在は手動。
店に入ると、お母さんが「いらっしゃいませ」。厨房からはお父さんが「いらっしゃ~い」。とても優しい声です。
店内には4席テーブルが4つ。相席が基本です。壁には有名人のサイン、写真がいっぱい飾られています。
店に来る前から頼むものは決めていました。
「チキンファンタジーライスお願いします」
「ファンタジーひとつ~」
すごい名前。洋喫華 えいらくのオリジナルメニューです。どんな料理かは、料理が出てきてから説明しましょう。
お父さん一人でひとつひとつ丁寧に作りますから、それなりに時間がかかっているよう。待っている間、店内の様子をうかがいます。前の人が食べているカツカレーもうまそう。隣のハンバーグもやばい。何も決めずに来ていたらメチャクチャ悩んだろうなw
お客さんが入って来ると、厨房から「相席でお願いね~」と声がします。お客さんが出ていくたびに「ありがとね~」。この声を聞くだけでも、この店に来た価値がある。そう思わせるほど優しくて素敵な声です。
さて、チキンファンタジーライス(サラダ付き)がやって来ました。
どうなってるのか、わかんないですよねw 説明しましょう。
基本はチキンのソテーです。とても柔らかいモモ肉。その周りはフワッと焼かれた卵。薄い卵焼きがチキンを囲っています。そして濃厚なデミグラスソース。ピカタのような感じです。
ナイフでチキンを切り、たっぷりとデミグラスソースをつけて口へ運びます。うまいと感じるより前にフォークがライスへと伸びます。柔らかいチキン、ふわトロ卵、濃厚デミ、白米が口内で混じり合います。あああ。本当にファンタジーだ。
実際に食べてみたら、感心してしまうのです。このメニューを考え、食べてみて、「ファンタジーにしよう」と名付けた方、天才。これを食べてファンタジーという言葉を想起するそのセンス、天才。
じっくりとファンタジーを楽しみます。でも、ファンタジーは徐々に終焉へ近づきます。ああ、もう終わりなのか。名残惜しい。ファンタジーとライスの残量を完璧に計算し、ピッタリ同時に両者を食べ終えます。お皿に残ったデミグラスソースもフォークで少しずつすくいながら、きれいに平らげます。
なんておいしいんだろう。そして、これがタモさんも絶賛した味なんだ。そう思うと、胸が熱くなってきます。
そう、タモリさんも食べた料理だから、食べに行かざるを得なかったのです。もう少し詳しい話は、この下で。興味のあるかたはどうぞ。
タモさんとの間接的な思い出
タモリさんのアルバム『タモリ』『タモリ2』を持っています。それくらいタモさんが好きです。そんな私にはタモさんにまつわる一つの"自慢"があります。
『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングでは、毎回、観覧客100人中1人に該当するアンケートをゲストが出し、見事1人だったら"タモリストラップ"がもらえる、というコーナーがありました。
約10年前のことです。某タレントと飲んでいました。そいつは翌日、テレフォンショッキングに出ることになってました。
「明日、100人アンケートどうしよう。タモさんストラップほしい!」
そんなことを言ってて、一緒にどうしようかと考えました。で、私があるアンケートを提案し、翌日、彼女は私の提案したアンケートを出しました。そうしたらなんと1人! タモさんストラップをゲットしたのです。速攻で連絡します。
「ストラップくれ! 俺があてたようなもんだ!」
もちろん、くれませんでしたw でもまあいいさ。彼女にはひとつお願いをしていました。
「タモさんに会ったら、タモさんのアルバムを持ってるくらいタモさんが好きだって友達がいると伝えておいて」
実際にそう伝えてくれて、タモさんは「マニアックな奴だなぁ(笑)」と笑っていたそうです。うん、それで十分。
間接的にタモさんとつながれた。勝手にそう思ってます。そしてこれが私の"自慢"です。"自慢"になってるのか!?w
そんなタモさんが『タモリ倶楽部』で食べに行き、絶賛していた料理があると聞いたら、食べざるを得ないでしょう。てなわけで洋喫華 えいらくへ行き、チキンファンタジーライスを食べたという次第です。
SHOP DATA
- 洋喫華 えいらく
- 東京都世田谷区野沢2-5-23
- 03-3411-0722
- 公式