お弁当もあるサラダが名物のオシャレな八百屋
学芸大学駅から徒歩1分。学大市場内のシェアスペース・GAKUDAI MARCHEにChef's Marche(シェフズマルシェ)という八百屋があります。運営は株式会社Unchef(アンシェフ)。
2018年7月5日、線路沿いのビル(クアルトエム/cuarto-m)で創業。2023年3月5日、現在地へと"移転"しました。GAKUDAI MARCHEもUnchefが運営しているので、統合と言った方がニュアンスが近いかもしれません。
※その後、クアルトエムの本店はなくなり、店舗はGAKUDAI MARCHE内だけになりました。
店内には野菜、フルーツ、惣菜があります。
お弁当もあって、テイクアウトだけではなく店内でも食べられます。
西京漬け鮭弁当(1200円)、焼きサバ弁当(1100円)、唐揚げ(690円)。
魚のボリュームがしっかりあって、何気に食べ応えがあります。もちろんおいしい。
鶏の唐揚げは超巨大。しっとりジューシーです。
ただ、Chef's Marche(シェフズマルシェ)の名物は何といってもこちらのサラダでしょう。
創業当時から事業規模・内容が随分と変わったようにも見えます。以下は移転前に書いたものです。サラダの内容自体は基本的には変わってないと思います。
ライブ感のあった移転前の様子
学芸大学駅から徒歩3分。西口を出て線路沿いを碑文谷公園方面(都立大学方面)へ向かうと、オシャレなビル(クアルトエム/cuarto-m)の1階にChef's Marche(シェフズマルシェ)という八百屋があります。
Chef's Marche(シェフズマルシェ)がオープンするまでの経緯に関しては後ほど。
オシャレな店内にはいろいろな野菜、果物があります。
もちろん日によって、季節によって品ぞろえは違うでしょうが、ちょっと珍しい野菜もありますし、普段使いな野菜もいっぱい。そして、ピーマンや椎茸などは複数個が袋詰め(パック詰め)になっているのが普通ですが、一個ずつ、一本ずつ買えるというのが印象的でした。
Chef's Marche(シェフズマルシェ)と言えば、注文ごとに作ってくれるサラダとフルーツポンチです。
シェフズマルシェ・レインボウルのフルーツポンチ
色とりどりのフルーツが瓶に詰まったフルーツポンチ。シェフズマルシェ、姉妹店・レインボウルの店頭でも購入できますし、ネットでも購入可能です。贈り物にもいいですよね。最近、モデルさんやタレントさんがテレビやインスタグラムで紹介していて大人気だそう。
シェフズマルシェの幸せサラダ
サラダは注文ごとに店頭で作ってくれます。サイズはM(約一人前)とL(約二人前)。それぞれにアボカド、フルーツトマト、季節の野菜がプラスされた"スペシャル"(+150円)があります。また、苦手なものがあれば、ほかの野菜に替えてくれるようです。
先にお金を払い、番号札をもらい、空いていれば1分ほど、混んでても5分くらい待てば、サラダができあがります。キレイに盛られたサラダなので、横にならないよう注意して持ち帰りましょうw
色とりどりの野菜が約10種(※その後、15種以上に)。これで350円はウソかと思うほどw
ドレッシング類はついてないので、自分で用意して下さい。私はマスタードとマヨネーズでドレッシングを作り食べました。
写真を見ただけではわかりづらいと思いますが、ボリュームもすごいんです。私はいつも二人で食べているのですが、晩御飯の一品として食べるなら、一人前を二人でシェアして十分な量です。
サラダをガッツリ食べたいということであれば、一人で一人前も食べられますが、二日に分けるというのも手かもしれません。
こちらはMスペシャル(500円)。Mにアボカド、フルーツトマト、季節野菜がプラスされています。この時の季節野菜はレンコンでした。
自分で牛しゃぶとフリルレタスを加えて、牛しゃぶサラダ feat. シェフズマルシェ。とてつもない量。けど、おいしいので二人でペロリ。
大勢の家族ならそうでもないかもしれませんが、一人・二人暮らしだと家でサラダを作るのが難しくないですか? キャベツだけ、レタスにキュウリ、そんなサラダなら作れますが、何種類もの野菜を使ったおいしいサラダを作るとなると、バカみたいにコストがかかるか、残って結局捨ててしまう野菜が出てきたりしますよね。
けど、Chef's Marche(シェフズマルシェ)のサラダなら、その日の分だけ、いっぱい野菜が食べられます。しかも安い。いろいろな野菜をワシワシ食べるのって幸せですよねぇ。
幸せサラダ――Chef's Marche(シェフズマルシェ)のサラダを私はそう命名しました。安くておいしいキレイなサラダで幸せを感じてみてください。
Chef's Marche(シェフズマルシェ)ができるまで
Chef's Marche(シェフズマルシェ)の代表は結城飛鳥さん。1991年生まれ、長野県佐久市出身。実家は農家(月夜原農園)で、小さい頃から新鮮な食材が周りにあったそう。
そんな結城さんは飲食業界へと進みます。株式会社ラウンドテーブル、株式会社グロブリッジ(Globridge)の居酒屋などで店長を務めていたようです。そして飲食時代の仲間や同郷の友達らと共にChef's Marche(シェフズマルシェ)を立ち上げた――という経緯だと思います。たぶん。きっとw
飲食の世界からなぜ八百屋を始めようとしたのかはわかりません。ただ、いい野菜を仕入れ、適正な価格で客・消費者に提供しようとして、小売りにたどり着くという事例をたまに見かけるので、突拍子のないことだとは思いません。
と言いつつ、具体的にやっていることを見ると、あの家賃、あのスタッフの数、そしてあの安さ。大丈夫かいなと(^^;
けど、だからこその"チャレンジ"。挑戦することは素晴らしいことですし、提供しているサービス・商品も素晴らしい。ぜひ、このまま力強く突き進んでほしい。学大の名物店となってほしい。このチャレンジが成功することを願ってやみません。
※追記:2018年末でしょうか、すぐ近くに倉庫のようなものを借り始めました。また、2020年7月には淡路町に割烹 まどか(円)、2020年11月には学大にRainBowl レインボウル by C.Mを出店。本社を線路反対側、郵便局が入っている新築マンション・AREA Mに構えるようになりました。そこまでできるってことは相応に儲かっているということでしょう。
SHOP DATA
- シェフズ マルシェ(Chef's Marche)
- 東京都目黒区鷹番3-5-6
- 03-6451-0075
付録:Chef's Marche(シェフズマルシェ)オープン日のこと
この記事は2020年11月8日に大幅改定しました。以下はオープン直後に書いたオープン日のことです。もう古い情報なので、"付録"に追いやりました。
ということをお知り置きの上、引き続きどうぞ。
ボードに野菜がリストアップされていて、そこから選ぶのですが、「お任せ」と言えばうまいこと作ってくれるそうです。
オープン日はサラダが無料でした。もちろんお願いします。
「サラダお願いします。お任せで」
「何人分お作りしますか?」
「2名分で。今日は無料ということですが、普段だとこのひと盛りでおいくらくらいになるんですか?」
「だいたい400円くらいですね」
※追記:実際は1人前200円、2人前300円となりました。2018年9月末現在、1人前250円、2人前350円です。2020年3月15日より、一人前350円、2人前450円となりました
「他にも店舗あるんですか?」
「いえ、一店舗だけです」
これまでの経験から、3、4のパターンが頭に思い浮かびます。生産現場からか飲食からかITからか。
「けど、会社さんがやってらっしゃるんですよね」
ここで店主と思しき方とバトンタッチ。若いなぁ。
「農業やられてたり?」
「農園もやってましたし、飲食もやってて、そんなことをしていたら、八百屋をやりたくなりまして」
お忙しそうだったので、他に聞きたい100のことは飲み込みましたw
※追記:飲食店を10軒ほどやっていたけど、すべて譲ったとのこと。追記以上
というわけで、こちらがサラダ(2人前)です。写真ではわかりづらいかもしれませんが、なかなか大きいです。そしてギッチリ詰まってます。
皿に出すとこう。
てんこ盛りw レタス、サニーレタス、水菜、パプリカ3種、カラフル人参2種。なるほどねぇ。カラフル人参は少し堅めなんだけど、こうスライスするのか。ふむふむ。
バリバリ、シャクシャク。うめぇ。味がいいのはもちろん、香りもいいし、瑞々しくて食感もいい。おいしいし楽しいサラダ。すごい量でしたが、二人であっという間に平らげてしまいました。
今後はサラダだけじゃなくて、たとえばサンドイッチだとか野菜ジュースだとか、あるいはグロッサリーにも力を入れたりしてくんでしょうかね。
野菜はもちろん八百屋も大好きです。そして、ビジネスとして見ても、とても興味深い。今後、お店がどう展開していくのか注目していきたいと思います。