※2017年3月7日追記:2017年1月、店名がCharcuterie du Mangenton(シャルキュトリ デュ マンゲントン)からCharcuterie à Tokyo(シャルキュトリ ア トキオ)に変わりました。以下はマンゲントン時代に書かれたものです。ただ、現状と大幅に異なっているわけでもないでしょうから、内容はそのままです。以下、2017年7月20日さらに追記。お店の方に聞いたところ、萬幻豚は扱いづらくて、もう使わなくなり、店名も変えたのだとか。追記以上
連れが誕生日プレゼントとしてソーセージをもらってきました。こいつがバカみたいにおいしくて、後日、自分でも買いに行きました。
外苑前駅から徒歩8分。原宿、明治神宮前、表参道、千駄ヶ谷、北参道あたりからも十分徒歩圏内。外苑西通り沿い、神宮前三丁目交差点にあるCharcuterie à Tokyo(シャルキュトリ ア トキオ)。2016年6月17日にオープンしました。
店のバックグランドについては後述します。まずはお店を見てみましょう。
こじんまりとした店内には小さなテーブルがあり、イートインもできます。休日ということもあって賑わっています。
ショーケースにはソーセージ、サラミ、ハム、テリーヌなどが並んでいます。おそらく日によって種類は異なると思います。
ソーセージは前回、4種食べました。今回はサラミにしてみます。サラミは3種。カシスのサラミ、白カビのサラミ、チョリソ。白カビがいいかなぁ。どうしようか。と、連れと相談していたら、オーナーの髙谷華子さんが声をかけてきました。
「もしよければ、ご試食されますか?」
おおお。ぜひぜひ。
「白カビ、カシス、チョリソの順でどうぞ」
パンチのある白カビ、フルーティーさもあるカシス、ピリッとするチョリソ。どれもこれもまあうまい。
「じゃあ白カビを1本お願いします」
ソーセージもそうだったのですが、サラミも真空パックにしてくれます。聞いたところ、冷蔵で1週間は持ち、それ以上保存したければ冷蔵するといいのだとか。ま、激ウマですからね。速攻でなくなるでしょうw
そのままでも料理に使っても激ウマ!
話が前後してしまいますが、まずは前回もらったソーセージから。まさかこんな記事にするとは思っていなかったので写真(&料理)が適当w
3本は普通に焼きました。噛むとパッツンパッツンに詰まった肉が弾けます。豚、塩、香辛料しか使われていないので、豚のうまみが全開。そして塩味(えんみ)がほんの少し強め。味付けというよりもつなぎとして、あるいは保存のために必要なんでしょうね。
とにかく豚感が強烈です。濃厚。めっちゃうまい。
もう一本は2種のパスタにしました。
世間様に出すのならもう少しちゃんとしておけばよかったw トマトのペンネとペペロンチーノ風。超絶うまい。まじでうまい。4本は一瞬のうちに私たちの胃袋に飲み込まれていきました。
次は自分で買った白カビのサラミです。絶対にしっかりとした赤ワインがいい。ちょいと奮発して、美濃屋(学芸大学)でいいワイン(ムーラン・ド・シトラン 2009/MOULINS DE CITRAN 2009)を買ってきました。美濃屋に関してはまた後日。
豚の熟成香、白カビの風味がとてつもないです。できるだけ薄くスライスして少しずつね。食べると豚の香りが口内から鼻腔にかけてブワッと広がります。白カビは喉の奥をピリッと刺激します。次はサラミを口に含み、しっかりボディの赤ワインをクイッ。たまらん。やばい。最高。
かなりクセがあります。そうだなぁ、ウオッシュ系のチーズが苦手、という人だともしかしたら食べられないかも。逆にそれほどインパクト大。こういうのが好きな人にはたまらんです。
続いて料理に使ってみます。
白カビサラミとマッシュルームの濃厚チーズリゾット。
ああ、私はなんてものを作ってしまったんだ。濃厚なチーズにも負けないサラミの風味が米全体に行きわたり、リゾットはもはやリゾットではなくサラミと化している、と言っても過言ではないほど。うますぎます。
こういうのをチビチビ食べるのが苦手です。うまくて一気に食っちゃいました。二日でなくなっちゃったよ。ははは。
そのままでももちろんおいしい。料理に利用してもやばい。Charcuterie à Tokyo(シャルキュトリ ア トキオ)のソーセージ、サラミ、機会がありましたらぜひ一度。お土産やプレゼントでも絶対に喜ばれると思いますよ~。
萬幻豚(さの萬)+シュタットシンケン=シャルキュトリ デュ マンゲントン
Charcuterie à Tokyo(シャルキュトリ ア トキオ)を運営しているのは株式会社トロワエス。代表の髙谷華子さんは料理研究家でもあります。
シャルキュトリとはハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなど食肉加工品全般の総称で、chair(肉)+cuite(火を入れる)が語源だそうです。
Mangentonは萬幻豚(まんげんとん)。静岡県の株式会社さの萬(代表:佐野佳治)の豚肉です。この萬幻豚を横浜市青葉台にあるドイツ製法の手作りソーセージとハムの専門店・シュタットシンケン(代表:中山弘治)が加工し製品にして、Charcuterie du Mangenton(シャルキュトリ デュ マンゲントン)が販売しています。
※追記:上述の通り、現在は萬幻豚を使っていません。追記以上
国産のうまい豚、腕利きのソーセージ職人。これが合わさったら、そりゃとんでもないシャルキュトリになりますわいな。幸せな出会いですねぇ。
SHOP DATA
- Charcuterie à Tokyo(シャルキュトリ ア トキオ)
- 東京都渋谷区神宮前2-6-6 秀和外苑レジデンス1F
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