学芸大学駅の高架下は飲食店が集まる学大横丁、改札前の東急ストア、生鮮食料品店が集まる学大市場、その他サービス業・雑貨店等が集まる学大小路が連なっています。これらを総称してGAKUDAI KOUKASHITAと言うそうです。東急電鉄によると。
今回ご紹介するLa Boulangerie Pure/ラ・ブランジェリー・ピュール(以下、ピュール)は学大市場内の一軒です。
1998年、駒沢通り沿いで創業したピュール。2012年に学大市場ができ、その1年後、学大市場内にピュールが2号店を出しました。ここLa Boulangerie Pure 学芸大学高架下店です。
※追記:学芸大学高架下店は2020年3月21日に、本店は2021年11月14日に閉店しました。追記以上
こじんまりとした店舗です。パンは本店で焼いていて、ここは販売のみ。
いろいろあって迷います。とりあえずバタールは買うとして……。
「これとね、もうひとつ買おうと思うんだけど、どれがいいと思う?」
「そうですねぇ。あそこの棚の……」
「ここ? どれがいいだろ」
「ツナフレンチおいしいですよ」
「じゃあそれにしてみよ」
こういうチョイスであまり冒険ができないタチです。思い切って流されるままというのもたまにはいい。ちなみに、ツナフレンチだったかツナフランスだったか、正式名称は失念しました。
会計をしてパンを包んでもらっている間、もうひとつ聞きたいことがあったので聞いてみました。
「本店って開いてる時間がよくわからないよね」
「あー、この時間(※15時ごろ)だともう閉まってることもあるかもしれませんね」
「そうなんだ」
「そうしたら、あちらのパンはこっちに運ばれるので……」
「だったら、これくらいの時間ならこっちに来た方がいいのかな」
「そうですね」
なーるほど。にしても、駒沢通りの本店はいっつも閉まってるイメージですがw
さて、買ってきたのはこちら。
まずはオススメというツナフレンチを頂きます。
マヨネーズっぽい味付けのツナが入っています。上面はチーズでしょうか。香ばしくてカリッ。生地はモッチリしています。ふむ、おいしいじゃん。勧められるがまま買って正解でした。
夜はバタール。バゲットのようなものです。バタールとバゲットは材料や作り方は基本的に同じで、重量や形が違うだけ。バゲットは皮のパリパリ感を、バタールは中の白いしっとり(or ふわふわ)を楽しむもの、とされています。
表面をカリカリに焼いた鳥モモ肉のつけ合わせにしてみました。最初はそのまま。皮がとても香ばしいです。中はしっとり目でとても甘い。次に鳥からあふれた肉汁をつけてみます。うん、うまーい。
このタイプはそのままがおいしいですね。焼く必要はありません。焼くにせよ、サッとトーストする程度で十分です。
以前に買ったパンもそうだったのですが、どれも味わいがしっかり目という印象です。そして、ほんの少し値段が高めということもあるのでしょうか、食べた時に(あるいは見た目も)気分的にちょっと贅沢な感じもします。
駅から近いので、普段の食卓にもいいですし、ホームパーティーで出したり、お土産として持って行っても喜ばれると思います。
追記。
バゲットも食べてみました。一本が長いので半分にカットしてもらってます。
しっかりした味わい。酸味はほとんどなく、ほんのり甘みがあります。いわゆるバゲットって感じ。
この形がいいですね。先端部分はカリッとしていて、いろいろな食感が楽しめます。上等なバゲットですから、理想を言えば、こんなチリコンカンと一緒に食べるのではなく、シンプルにオリーブオイルで食べたいところw
さらに追記(2019年1月21日)。
今回のバゲットはセメダイン臭い。酢酸エチル臭かもしれません。パンを作る過程で品質管理に問題があると、酢酸エチル臭が発生することがあるそうです。
まあ、何が原因かはわかりませんが、いずれにせよこのバゲットはひどかった。こんなに臭いバゲットにあたったのは初めて。ピュールでバゲットを買うことはもうありません。
SHOP DATA
- La Boulangerie Pure/ラ・ブランジェリー・ピュール 学芸大学高架下店
- 東京都目黒区鷹番3-2-1 学芸大学高架下学大市場
- 03-3713-7080
- 公式