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うしごろバンビーナの肉は笑う~シャトーブリアン、サーロインのすき焼き、みすじ、ハラミ、肉寿司……国産黒毛和牛のA5はどれも濃厚で、味もお腹も大満足

笑っちゃうほどおいしい、というだけじゃないんです。文字通り、うしごろバンビーナの肉は笑ってるんです。

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新橋駅から徒歩3分。SL広場の向こう側、飲食店がギュッと密集している烏森神社界隈にうしごろバンビーナ 新橋店があります。2013年12月にオープンしました。

焼肉店を中心とした飲食店を運営する株式会社サング。2011年4月に焼肉うしごろ 西麻布本店をオープンさせ、以来、6年間で怒涛のごとく出店しています。

同社が展開している肉系ブランドは焼肉うしごろ、うしごろエス、上、焼肉と和酒 うしごろ 貫、うしごろバンビーナがあります(焼肉以外ではCINA New Modern Chinese/ニューモダンチャイニーズ チーナ)。

ブランドによっては複数店舗があり、うしごろバンビーナは恵比寿(2軒)、中目黒、五反田、渋谷、銀座、新橋にあります(2018年4月時点)。うしごろバンビーナのコンセプトは「最高に美味しいものをリーズナブルに」。うしごろよりお手ごろにコスパよく、おいしい肉が食べられます。

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今回は友人の誕生日会。単品もあるのですが、10名と大所帯だったのでコースにしました(飲み放題付き)。ただ、以下のコース内容は、いろいろお取り計らい頂きまして特別なものになっています。

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クリームチーズポテトサラダ、白菜キムチ、うしごろサラダ、茹でタン。すべて2名分です。

ポテサラはいぶりがっこの燻香が深みを出しています。キムチは酸味控えめでうまみが強い。サラダはガーリックと思しき香ばしさのあるドレッシングが濃厚。茹でタンはホロホロで、和のニュアンスを感じます。

前菜・サイドメニューがどれもこれもおいしい。そして、単品だと500円~。リーズナブルでもあります。

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いきなりシャトーブリアン。笑うしかありません。普通はフィレですが、ご厚意で特別に入れて下さいました。

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丁寧に焼かれたシャトーブリアンは噛みません。上下の歯が合わさるとホロリとほどけます。そして肉汁がジュワッと口内に溢れ返ります。

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サーロインのすき焼きは

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サッと炙るだけ。そして

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こうしちゃうのです。濃厚卵の器にタレ、ライス、肉を入れ、一気に口へ。サーロインの脂は濃厚な卵黄と混ざり合い、まろやかに。笑えるおいしさ。

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ハラミ、とも三角。この厚さ、このサシ具合のハラミはそうお目にかかれるものじゃありません。

ちなみに、うしごろバンビーナの肉は国産黒毛和牛のA5です。どこの牛かは日によって違うかもしれません。この日は常陸牛(ひたちぎゅう)だったかな。すみません、ここは不確かです。

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じっくりハラミを焼きながら、とも三角を炙る。

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ハラミの表面はしっかりと焼かれていますが、中はレア。ジューシーでうまみがぎっしり。ハラミのおいしさがダイレクトに伝わって来ます。

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みすじ。薄いのでサッ。ジュッと心地のいい音。みすじが口内で溶けます。愉悦。

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しんしん、かめのこ。

そのままでも十分おいしいですし、柚子塩ポン酢もよく合います。先のみすじもそうですが、薄くはあるのですが大きいです。しかも味が濃い。だから食べごたえもあります。

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「ちょうど今がおいしい季節なんです。肉質も軟らかくなって」

爽やかな笑顔の店長さん。丁寧に肉の説明をしてくれます。次から次へとやって来る、飛び込みで入れないお客さんにも親切に対応。いい店は驕らない。

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特別にコースに加えて頂いた肉寿司。

「いかがですか?」

「くっそうまいです」

「ありがとうございます(笑)」

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ハツ、シマチョウ、タン。駄目を押されます。

ご覧の通り、どの肉も余計なことは何もしていません。変に飾ったりしない。けど、どれも見た目が美しく、インスタ映えしそうな面持ちです。おいしいものはそのままで美しい。

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冷麺。スープは和のテイストが香ります。甘み、酸味のバランスがよくさっぱり。

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いろいろな部位の切り落としを煮込んでいるカレー。濃厚です。最後の最後まで肉。やばい。

冷麺とカレーはどちらかを選べます。どちらにするか大いに悩んで下さい。どちらも最高です。

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デザートはコーヒーブランマンジェ、杏仁豆腐、プリン、マンゴーシャーベットから選べます。どれも焼肉屋のデザートのレベルじゃない。

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誕生日の本人はもちろん、他のメンバーにとってもサプライズ。こんな素晴らしいケーキをプレゼントして下さいました。本当にありがとうございます

少し話を戻します。先ほど、店長さんが焼いている最中、いろいろと話をしました。その際、こんなセリフが飛び出しました。

「どの肉を焼くのが一番好きですか?」

「一番好きなのはみすじですね。肉が笑ってるんです」

うわぁ。

肉が笑ってる……この表現は聞いたことがありません。自分でも思いつかなかった。素敵な言い方だなぁ。

でも。

表現が面白いというだけじゃありません。即答で「みすじ」。肉が笑っているように見えるその目。おそらく瞬時に思いついたわけじゃなく、普段からそう感じていたからこそ「肉が笑ってる」という言葉が出てきたのでしょう。

肉愛です。とことん肉を突き詰めようとしているからこそ、肉のほほえみを感じ取れます。だから、この表現がすごい。そして、このひと言が、このひと言を言える人がいるということが、うしごろバンビーナが単なるオシャレ焼肉ではない、ミーハーではないということを示しています。

実際、食べてみてもそうでした。うしごろバンビーナの肉はどれも本物。濃厚で、本当においしい肉でした。そして、焼いている動画を見返しました。みすじではなくサーロインですが、確かに肉は笑っているように見えました。

サーロインを焼いてもらっているところ。諸事情により音声は削除

ギュッと目を凝らして肉を見つめて下さい。肉の声に耳を傾けて下さい。食べごろとなったうしごろバンビーナの肉は笑っています。そんな肉を食べたあなたも、おいしさに笑いが止まらないでしょう。