不動前駅から徒歩30秒。飲食店が集まっているアスペンビルの2階に中国庶民料理 悟空(ゴクウ)があります。点心を食べたいという相方と二人で行ってきました。ゴールデンウィークでやっているお店が少なかったから、という消極的理由で行ったわけですが、いやはや、失礼しました。とてもいいお店でした。
※2017年5月8日追記:再開発に伴い武蔵小山から不動前へ移転しました。詳しい住所等は下記をご参照下さい。なお、移転したので店名等を修正しました。ただ、内容自体はそのままです。以下は武蔵小山時代に書いた記事だということをご了承ください。追記以上
店内は4人掛けテーブルが約10卓。隣は女の子二人組、あっちにはサラリーマン二人組、そっちにはボトルもキープしている常連のお父さん方。ゴールデンウィークの夕方にしては席がよく埋まっています。
黒板にはセットが紹介されています。悟空セット(1280円)、悟浄セット(1780円)、八戒セット(2380円)です。悟浄セットはあれだけのボリュームで飲み放題つけて3000円。イカれてんなw けど、その日は点心を中心に攻めたかったので単品で頼みました。
まずは中国式きゅーりもみ。きゅうりを叩き割って、白ネギ、ショウガと和えています。北京で食べたきゅうりを思い出すなぁ。あれにはニンニクとパクチーも入ってたっけ。お、写真があった。
こいつがべらぼうにうまかった。そんなきゅうりを思い出させてくれる一品でした。こっちもうまい。
少し大ぶりの春巻き。パリッとした皮。ジューシーな餡。いいですねぇ。
小籠包は中国酢で。適度な汁はしっかりと肉のうまみを帯びています。うまい。
約25分かかるとメニューに書かれていたジャンボ肉シューマイ。めちゃうま。
餃子はシンプルなんですが、それがいい。
壁にかけられた本日のおすすめが超よさげ。ラムと新玉ネギのクミンいためはやばいでしょう。
ラムとクミンの組み合わせ大好き。このラムは大ぶりにカットされているんですが、とても柔らかい。パンチのある味付けもいい。玉ねぎのササッとした炒め具合も最高。いい仕事してんなぁ。うまいなぁ。
五目焼きそば。パリッと焼き色のついた麺。水分量が少なめの閉じ具合が絶妙。うまっ。
店名が表す通り、料理も値段も庶民的。だけど、この値段でこのクオリティはエグいな。ちゃんと料理には手をかけてるし、腕のよさがはっきりわかるでき。すごい。
手頃な価格でガッツリおいしい中華を食べたい。そんな時にぜひ一度。
SHOP DATA
- 中国庶民料理 悟空
- 東京都品川区西五反田5-1-20 アスペンプラザ2F
- 03-3788-8059
- 公式
さて。
中国庶民料理 悟空 武蔵小山店には"姉妹店"があと2店舗あります。中国名菜処 悟空 銀座店、中国食堂 悟空 渋谷店です。これがなかなか面白い。
2000年に武蔵小山に悟空ができました。3人の仲間で始めたそうです。そして2004年、内2名が銀座に、1名が渋谷に出店します。ただし、それぞれに資本関係はありません。メニューも異なります。ですから、チェーンでもフランチャイズでもありません。
もうひとつ面白いのが各店舗の名前。若干異なります。武蔵小山は中国庶民料理、銀座は中国名菜処、渋谷は中国食堂と銘打っています。各地の雰囲気や客層に合わせてつけたんでしょうね。
というようなことが、たまたま見つけたこちらのページでわかりました。
ただですねぇ、この写真に写っている単髪・白髪の男性、銀座の方のはずなのに、武蔵小山にいました。どうなってんだ。ま、いっかw
武蔵小山には気になる中華屋がまだまだいっぱいあります。いや、あの焼き鳥屋にも行ってみたいし、あの居酒屋も行かなきゃだし……。武蔵小山は大変だw