学芸大学駅から徒歩3分。バス通り沿いの上海菜館を曲がった先に韓国スタンド@(アットマーク)という立ち飲み韓国料理店があります。2022年11月4日にオープンしました。
運営はSOME GET TOWN(代表:山崎一氏)。韓味一、韓国食堂 入ル、参鶏湯 人ル(以上、大阪市)、韓国食堂 入ル 坂上ル(恵比寿)などを展開しています。
基本的には立ちですが、椅子も数席あります(席料300円)。座り席のみ予約可。
そもそも大人気店ではあるのですが、この日は給料日後の土曜日ということもあってか、尋常ではない混み方でした。ザっと数えたところ、30人強入っていました。客層はとにかく若い。そして女性のほうが多いかも。
一人でも食べられる小ポーションで、その分、価格も抑えられています。ですが、量を揃えれば、普通の韓国料理店とさほど変わらないか、もしかしたら少し高いかもしれません(小ポーションにすると、そうなるのも必然)。
一杯目は韓国ビールのTERRA。ノベルティコップ素敵。小さいコップで飲むビール最高。
韓国おでん(韓国語でもオデン)。魚肉の練り物・オムクが長い串に刺さっています。柔らかくて、味はちくわのよう。ダシは日本のおでんと似ています。
キムチになる前のキムチ。白菜をヤンニョムで和えたもので、熟成されていません。シャクシャクしていて瑞々しい。
サムギョプサルの豚キムチ。
ここまでも、そしてこの後も、料理はどれもさっぱり目な味付けです。韓国料理=ガッツリと思ってるおじさんは時代遅れでした。「最近の韓国料理の進化はすごい」と、昨年、急にBTSにハマった連れ。そうだったのか。
どうでもいいですが、おじさんやおばさんがいきなり何かにハマるってよくあるよねー。マラソン、ゴルフ、フィットネスなどなど。かく言う私がBABYMETALにハマったのも連れがBTSにハマったのと同じくらいの歳だったや。
二杯目はカラマンシー酢サワー。韓国発のビネガードリンク・美酢(ミチョ)のシリーズ。カラマンシーはシークワーサーに味が似ている柑橘です。この美酢は酸味は控えめで甘め。
ハチノス(ミソ)。サクッとした食感。
韓国スタンド@(アットマーク)に来たら一度は食べなければいけない参鶏湯/蔘鷄湯(サムゲタン)。山崎一氏の母親・朴三淳さん(※)から受け継がれた料理です。
※朴三淳さんは韓国調理技能士一級の免許を女性で初めて取得
ホロホロの鶏肉、ちょっとおこげのついたもち米、濃厚な鶏スープ。
姉妹店・韓国食堂 入ルはミシュランガイドのビブグルマンに選出されています。この参鶏湯の功績も大きいような。
あ。社名のSOME GET TOWNはサムゲットタウン→サムゲタンかw
スタッフはフロアと調理場でローテーションしていました。これは珍しいしすごい。ハキハキ・テキパキとした明るい接客がとても気持ちよかったです。
会計は約5700円でした(二人)。
韓国料理は大勢で行くというイメージがありますし、実際、大勢で行ったほうがいろいろ食べられます。けど、韓国スタンド@(アットマーク)なら一人でも気軽に来れます。
また、隣の客やスタッフとコミュニケーションが生まれるのも、こうした立ち飲みの面白さでしょう。
立ち飲み/一人飲み初心者にもいいかもしれませんね。
どの料理もおいしかったです。若い熱気に溢れていて、賑やかで楽しい。機会がありましたらぜひ一度。
SHOP DATA
- 韓国スタンド@(アットマーク)
- 東京都目黒区鷹番3-12-3 真田ビル1F
- 03-6451-2809