下馬の「広瀬屋豆腐店」へ豆腐を買いに行ったのがとても楽しかったので、今度は違うお豆腐屋さんに行ってみました。今回は目黒区柿の木坂にある「小林とうふ店」です。
環七と駒沢通りの交差点・駒沢陸橋から駒沢公園方面へ徒歩1分。呑川柿の木坂支流緑道を越えてすぐ、駒沢通り沿いに「小林とうふ店」があります。こちらも相当古そう。豆腐を買うついでにいろいろお話を聞きたかったのですが、お取り込み中のようです。その日はサクっと買うだけにしておきました。
買ってきたのは絹ごし豆腐。
紙でフタ。いいですねぇ。昔ながらという感じ。趣があります。スーパーで売られているものより、ほんの少し大きめかな? とりあえず1/3丁をそのまま頂きました。
見た目はツルンとしています。とてもきれい。箸を刺すと、スッと入っていきました。滑らかで柔らかい。口に入れると……。ほぅ。大豆の風味はそこそこ出ていますが、ほのかな苦みも感じます。もうひと口。おや? 今度はかすかな酸味。もうひと口。今度は普通だ。大豆の甘みです。
にがりの混ぜ具合なのか何なのか、ムラがあるように感じます。もしかしたら個体差もあるかもしれません。次に買ったらまた違う印象を受けるかも。ま、これも手作りのよさ。手作りならではでしょう。
さーて、残りの1.6丁をどうしてやろうか。そうだ、麻婆豆腐にしよう! ちょうど辛いものが食べたかったのでw
まず、ラー油を作ります。
- 唐辛子、花椒(ホワジョー)を細かく粉砕
- ニンニク、ショウガをみじん切り
- 上記すべてをごま油でゆっくり軽く煮る
- しばらく置いておけば完成
簡単簡単。市販のピュとやるラー油より、断然辛くておいしいのでぜひ。
あとは普通に麻婆豆腐を作るだけ。
- すり下ろしたニンニク、ショウガと豆板醤、甜麺醤を炒める
- 玉ねぎのみじん切りを投入し炒める
- 玉ねぎがしっかり炒まったら豚ひき肉を入れ炒める
- ひき肉にしっかり火が通ったら、紹興酒をたっぷり入れてひと煮立ちさせ、アルコールを飛ばす
- お湯を入れ、鶏ガラスープの素、砂糖少々を入れる。隠し味程度に醤油をチョロっと。辛みが足りなかったら唐辛子を加える(もちろん私は大量に投入!)
- ひと煮立ちさせ、四角くカットした豆腐を入れ煮込む
- 豆腐に火が通ったら、片栗粉でとじる
- 長ネギのみじん切りを入れ、粉末状の花椒をふりかける
- 器に入れ、自家製ラー油をたっぷりかけて完成
簡単簡単。
激辛、激熱の麻婆豆腐。白いご飯と一緒にかき込みます。熱っ。辛っ。ピリッ。豆腐ハフッ。うめぇ!
ここまで調理してしまったら、どこで買った豆腐だろうが変わらない? いいのいいの。雰囲気雰囲気w それに、「小林とうふ店」の店頭では麻婆豆腐の素も売ってたし。麻婆豆腐にしたっていいんです!w
スーパーへ行けば、何でも安く手に入ります。豆腐だって、スーパーで買った方が安いし、味もそれほど大きくは変わりません。そこら辺のお豆腐屋さんだったら。
でも、だけど。
毎回じゃなく、たまにでいい。豆腐屋で豆腐を買い、魚屋で魚を買い、肉屋で肉を買う。これっていいもんですよw
SHOP DATA
- 小林とうふ店
- 東京都目黒区柿の木坂3-11-8
- 03-3421-4805
- 公式