しこたま飲んで深夜2時。学大の帝王と学大のプリンセスが「ニュープラスワンに行こう」なんて言い出すもんだから、「行く!」となるに決まってます。
学芸大学の老舗カラオケスナック・ニュープラスワン。店頭で「写真撮るよ~」。
さすが。収まりがいい!w
学芸大学駅東口を出てすぐにある恭文堂書店の角を右折。いきなりステーキのある筋、ぼっかけやの隣のスナック・ニュープラスワン。
※追記:2021年11月23日、店頭の看板テントがはがされ、店内もがらんどうになっていそうな雰囲気でした。おそらく閉店したのでしょう。ということは実質的には2020年初めに閉店したということかもしれません。長い間、お疲れさまでした。追記以上。
店に入ると、こんな感じです。物で溢れ返っていて雑然としています。この店が辿って来た年月を感じさせると同時に、こういう店も減ってきているせいか、「学大にもこんな店がまだ残っていたのか」と、なんとも不思議な気分に。
カラオケは1曲100円?200円。ウーロンハイをずっと飲んでいたのですが、いまいち料金システムはよくわかりません。まあ、普通のバーとさほど変わらないでしょう。ちなみに、中学生(2015年当時)の友達・R君もたまに行ってます。それくらいの店ですから、ぜんぜん大丈夫。
ママは80歳過ぎという噂。東北出身で自分のことを「おら」と呼びます。少し濃いめの小鉢料理がとてもおいしい。とてもチャーミングなママです。
倫子ちゃん(プレミアワン)が美空ひばりを入れ、1番を歌います。で、マイクをママに渡します。
「やだ。恥ずかしいわよ」
「今日は声が出ないのよ」
みたいに言いつつ、歌う歌うw そしてうまい! 倫子ちゃんも学大で3本の指に入るほど激うまなのですが、負けていません。
私はマイクを渡されちょろっと歌う程度。だって、さすがにここでBABYMETALはやばいっしょwww いや、別にいいんですが、相当酔っててまともに歌えないしね。今日はおとなしくしておこうw
おっと。亮君が来ました。どうした?
「忘れてましたよ」
ぶっw 前の店でリュックを忘れてたw ありがとう亮君。今度おごるね。
なーんてことをしていたら、ナベさんが深夜食堂 きんちゃんのきんちゃんを呼び出します。ほどなくしてやって来たきんちゃんは、いつものようにブツブツあれこれ言ってます。
「なんで呼び出されなきゃいけないんだよ」
「お店どうしたんですか?」
「いいんだよ、そんなの」
どういうw そういや、きんちゃんとカラオケは初めて。
きんちゃんとニュープラママのデュエット。ウソかホントか、きんちゃんはニュープラスワンに来るのは初めてなんだとか。歴史的瞬間。こりゃすごいショットだ。ピューリッツァー賞ものw
きんちゃんと倫子ちゃんもデュエット。きんちゃんもカラオケうめぇ! そして男前。あー、ジュリー歌ってもらえばよかったなぁ。で、ナベさん毎度いい表情ありがとうございますw
一応、創業50年ほどと言われていますが、よくわかりません。そんなお店にいると、こちらも時間の感覚がなくなっていきます。飲んで歌って、かわいいママに癒されて。店を出たら朝5時でした。
少し寝て起き、仕事の準備に取りかかります。プリンセスが歌っていた歌を思い出しながら。
浅き夢のあとは ふと思い出して
儚きものへと 想い馳せるやわらかな夜 待ち焦がれている
明日へ向かうベランダで
そうだそうだ。帝王の表情も、プリンセスの手のひらも、きんちゃんの歌声も、ママの笑顔も、すべてが柔らかかったなぁ。またニュープラスワンへ行く夜を待ち焦がれつつ、ベランダでタバコに火をつけました。
SHOP DATA
- ニュープラスワン
- 東京都目黒区鷹番3-3-19
- 03-3793-6465
- 公式