肝臓公司ロゴ

さぬきシセイの絹光そうめん(きぬつやそうめん)はプリっとした弾力の太めのそうめん。消費者に対する丁寧な説明に好感が持てました。

kinutsuyaの画像

株式会社さぬきシセイの絹光そうめん(きぬつやそうめん)。スーパー三和(祐天寺・学芸大学)で98円/300gでした。もちろん手延べではなく機械麺。

実物写真がパッケージになっているそうめんはだいたいまずい、というのがこれまでの経験則。この妙に太いフォントもそうめんにはミスマッチ。なんだかなぁと思いつつ、買ってみました。

ところが、食べる直前、撮影のため裏面をよく見てみると……。

kinutsuyaの画像

麺の表面がノコギリ状にギザギザしているものがありますが、これは麺を切り出す時の機械の振動によって生ずるものです。品質には問題がありませんので安心してお召し上がりください。

開封した際に、まれにつんとした匂いがする場合がありますが、これは高温乾燥による小麦粉の匂いで品質には問題がありませんのでご安心ください。なお茹で上げることにより、その匂いは感じられなくなります。

な、なんだこれは。ふたつの意味で感動しました。まず、こうしてちゃんと説明しているのが素晴らしい。消費者のことをしっかり考えている証拠です。

そして、この2点は私がずっと知りたかったことでもありました。裁断式・押出式の機械麺でたまに見かけるギザギザは何なんだろうと。機械麺のツンとする匂いは何に起因するんだろうと。その疑問に対する回答・ヒントがこんなところで得られるとは。

これを食べなきゃいけないのかという重たい気持ちが、一気に軽くなりました。加工食品もそう、外食もそう、消費者・客のことを考えてくれてるなぁと感じさせてくれる企業・飲食店が私は好き。

で。

kinutsuyaの画像 kinutsuyaの画像

探したところ、ありましたw そう、これこれ。もちろん製造過程でこうなるということはわかりますが、切り出す際にできがちなのね。なるほど。

ちなみに匂いもかぎましたが、ツンとはしてませんでした。どちらかというと甘い香りです。

「ゆでる時間(目安)」は2分なんですが、2分ではまだ少し生っぽい感じがしました。結果、2分15秒ゆでることに。

kinutsuyaの画像

乾麺状態のときも、ゆでている間も感じていたことですが、ゆで上がると一層、その太さが際立ちます。そうめんというよりも冷や麦、もしくは極細うどんのごとし。

kinutsuyaの画像

まずはそのまま。プルンとした滑らかさが唇、口内、喉へと伝わります。コシというほどのものはなく、どちらかというとプリっという弾力があります。しっかりと麺つゆにくぐらせると、つゆが麺によくからみ、食べ応えが増しました。

kinutsuyaの画像

悪くはありません。食べ物としてはおいしいです。ただ、そうめんとしては私が求めるものではありません。星2.5で切り捨て2になるのが通例ですが、企業姿勢を評価して0.5を加算し、都合、星3とします。

そうめんより冷や麦が好きという人もいるでしょう。あるいは強いコシよりもプリっとした穏やかな弾力を好む人もいるはずです。そういう人にはいいんじゃないでしょうか。濃いめのつゆ・タレ・スープが合いそうかな。

DATA
名称絹光そうめん(きぬつやそうめん)
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩
製造者株式会社さぬきシセイ
評価★★★☆☆