肝臓公司ロゴ

金谷丸(学芸大学)の黄金アジフライは肉厚!大きい!しっとりジューシーで、びっくりするほどおいしかったです。ミニ刺身セットがお得!

kanayamaruの画像

学芸大学駅から徒歩3分。東口商店街沿いに金谷丸(かなやまる)というアジフライが名物の定食と丼のお店があります。2019年12月中旬ごろにオープンしました。

※2021年3月13日追記:2021年3月22日、月見海鮮丼&海鮮バル 金谷丸にリニューアル。おそらくアジフライは引き続きあると思います。以下はリニューアル前に書いたものです。

※2021年9月10日追記:2021年春頃から休業していてそのまま閉店しました。2021年秋に同運営のとんかつ宗(むね)がオープンします(2022年6月30日に閉店)。追記以上

運営しているのはKIKKA合同会社(代表:長田宗伸氏)。同社は菊華旅館(千葉県富津市)と関係があるようです(というか長田氏が三代目?)。なお、並びにあるタピオカ店・黒虎茶(※閉店)も同社と近い関係だと思われます。

※同物件の前店・SALMON's キッチンも黒虎茶もKAZUHERO合同会社(現・株式会社ヒロプロ)が創業。詳細はわかりませんが、長田氏もこれに関わっていた模様

kanayamaruの画像

千葉県富津市金谷。ざっくり言うと、三浦半島の三崎港の対岸あたりにある南房総の町です。

東京湾フェリー株式会社がかなや丸というフェリーを運航しています。実はその発端において渋沢栄一が絡んでいたりもするのですが、それはさて置き、航路は久里浜港(神奈川県横須賀市久里浜)から金谷港(千葉県富津市)。この金谷港(港湾法上は正確には浜金谷港)はフェリーの発着港ですが、周辺にはいくつもの漁港があります。

kanayamaruの画像

そんな金谷を中心とした漁港町で有名なのが黄金アジ。黄金色の魚体で大ぶり、脂が乗っているのが特徴です。黄金アジは"幻のアジ"とも呼ばれていて、金谷周辺地域では黄金アジの刺身や黄金アジフライが名物となっています。一番有名なのはさすけ食堂でしょうか。菊華旅館も金谷港のすぐ目の前で金谷食堂というお店を運営しています。

ここ金谷丸も黄金アジのアジフライや房総の鮮魚を提供するということで、「金谷」を冠した漁船の名前っぽい店名をつけているのでしょう。

kanayamaruの画像

カウンター6席は配膳にも使われるので、ランチ時に座れるのは一人か二人。

kanayamaruの画像

テーブル席は奥にもあって、全部で20席以上。

kanayamaruの画像 kanayamaruの画像

ランチタイムは定食と丼もの(お新香、みそ汁、小鉢付)だけだと思われます。

kanayamaruの画像 kanayamaruの画像 kanayamaruの画像

夜は一品料理もあります。

メニューには記載されていませんでしたが、壁にはランチタイムは大盛無料と書かれていました。もう少しわかりやすいところに掲げておいてほしいところ。メニューに明記しておくとか。食べている最中に気づいて「あー」と思っちゃったよ。

連れは金谷丸オススメ丼(房総刺身となめろうのぶっかけ丼)、私はアジフライ定食(2切)+ミニ刺身(250円)を注文しました。

kanayamaruの画像

金谷丸オススメ丼。魚の種類は日によって違うと思います。魚種もわかりやすいところに書いておいてほしいなぁ。

kanayamaruの画像

なめろうがちょっと変わっていました。おそらくにんにくが使われています。帰って調べてみたところ、房総ではにんにくを使ったなめろうが名物らしいです。こういうものなのでしょうけど、かなりキツく感じました。私は普通にしょうが(+味噌)がいいかな。

kanayamaruの画像

1/3ほどになったらスタッフに声をかけてダシをもらい、ダシ茶漬にすることもできます。このダシがとてもおいしい。なんだろう。ダシだけでも飲んでみたのですが、単にカツオ・昆布というダシじゃない。アラも使われてる? とてもふくよか。

kanayamaruの画像

アジフライ定食。パッと見は「ふーん」という感じかもしれません。けど……。

kanayamaruの画像 kanayamaruのメイン画像

箸でアジフライを掴んだ瞬間、「うわっ」となります。でかい! 分厚い! すごっ。

kanayamaruの画像
箸で切り分けていますw

断面を見ればわかりやすいかな? 肉厚です。

食べると、ザクッ、ハフッ、フワッ、ジュワッ。なんじゃこりゃ? めっちゃうまい! やばっ。ソースとマヨネーズを合わせるとバツグンです。

kanayamaruの画像

こちらがアジフライ定食に250円300円プラスすると頂けるミニ刺身セット。金谷丸オススメ丼のなめろうがなくて、マグロ、ホタテがプラスされてる感じ。それぞれの刺身は厚みがあって食べごたえがあります。プリップリ。これで250円300円はお得すぎるでしょう。

アジフライは2切れ、3切れ、4切れを選べるのですが、一般的なアジフライをイメージして3、4切れを頼まない方がいいかもしれません。普通の人であれば2切れで十分だと思います。もし、もう少し食べたくなりそうな予感がするなら、ミニ刺身のセットにするのがお勧めです。

逆に。

「アジフライ定食に250円プラスしたら、この丼とほぼ同じ値段。絶対、そっちのほうがいいじゃん」

と連れ。確かにね。アジフライ定食+ミニ刺身を見てしまうと、金谷丸オススメ丼の存在意義がw

※ミニ刺身セットは300円になりました

kanayamaruの画像

肉厚のアジフライは食べごたえ十分。本当においしかったです。ただ、気になる点もたくさんありました。ひとつだけ指摘しておきます。

ご飯がひどかった。水分が多くべったりした米が固まった感じ。重たくてもったり。水分量か炊き方か保温か、どこに問題があるのかはわかりませんが、丼や定食でこのご飯はありえない。

たまたまこの日だけ? うーん、どうだろう。正直、詰めの甘さを随所に感じたので、「たまたま」「だけ」とは思えない。とりあえず、定食屋でもっとも重要なものがご飯です。即刻、確認したほうがよろしいかと。

これ以外にもやること、考えなきゃいけないことがまだまだ山のようにあるはずなんですが、時間が経って余裕ができてきたら、もろもろ改善されるかな?

と、あえて厳しいことを書いたのは、それほどこのアジフライが絶品だから。こんなすごい代物があるのに、他が足を引っ張るのはもったいない。金谷のアジフライを、房総の海の幸を多くの人に知ってもらうためにも、ぜひがんばってほしいと思います。随分と偉そうな言い方ですが。

kanayamaruの画像 kanayamaruの画像

アジフライを食べてこその金谷丸でしょう。2種類のメニューしか頼んでいませんが、今のところはアジフライ定食(+ミニ刺身)の一択だと感じました。このアジフライはすごいですよ。まあびっくり。本当においしかったです。機会がありましたらぜひ。

SHOP DATA

学芸大学の全飲食店リストバナー