※2015.12.30追記:諸事情により楽助は2015年10月いっぱいで閉店しました。現在はきれいになって、炭火串焼き 中村屋という焼き鳥屋になっています。追記以上
学芸大学の西口商店街方面の路地裏にある楽助(らくすけ)。大将が一人で切り盛りしている、カウンター席だけの狭いインディーズ居酒屋です。
激安というほどでもない。大将は口が悪いし、店内は小汚い。正直、味も……。ですから、おいそれと人には勧められません。だけど、たまに行きたくなります。
今回頂いたのはアジフライとチャーシュー目玉焼き(ハーフ)。
アジフライの色も去ることながら、注目はアジフライの奥。カウンターにいろいろなものが雑然と積まれています。店内のゴチャゴチャ感がこれだけでも伝わるかと。緑茶割りのグラスの底に緑茶粉末が沈殿しているのにも風情がありますなw
アジフライなどはできあい(キャベツの千切りもスーパーのパック!)。それはそれでいいのですが、大将がフライパンを振って作るメニューはそれなりにおいしいです。メニューに載っているものを注文するのではなく、「なんか炒め物系で」みたいな頼み方をするといいかもしれません。
さて、私はこうした類の店においしさ以外の要素も求めます。いやむしろ、おいしさは二の次とすら考えています。居酒屋は単に飲み食いするだけの空間ではないからです。
大将は口が悪いです。毒舌です。見た目もすごいです。常連さんとは丁々発止でやり合っています。だけど、一見には決してそんな口のききかたをしません。優しいです。よくよく見ていると、インテリジェンスがあるし、品があるとわかるはず。店内の小汚さに品はありませんがw
ここより小洒落れてておいしい居酒屋は無数にあります。もし、"いい店=おいしい店"という考えなら、楽助に行かない方がいいでしょう。逆に、こんな説明を読んで「どんなところやねん!」と興味を持たれた方は、一度行ってみてはいかがでしょうか。
口は悪いけど愛らしい大将のいる、学芸大学で一番ディープで小汚いインディーズ居酒屋・楽助。学芸大学にもこんな店があったんだと驚きますよw
SHOP DATA
- 楽助
- 東京都目黒区鷹番3-15-18
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- 公式