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武虎家(網島・尾山台・仙川)は醤油も鶏油の甘みも強いガッツリでまろやかな家系ラーメン。無料のライスが濃厚スープにピッタリ!

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西小山駅から徒歩1分。にこま通り商店街沿いに武虎家(たけとらや)という家系のラーメン屋があります。2012年3月にオープンしました。網島(2013年8月)、尾山台(2017年10月)、仙川(2021年11月)にも店舗があります。

※西小山店は再開発に伴い、2021年10月31日に閉店しました

店主は武蔵家武双家(大阪府吹田市)で修業をしたのち独立したそう。ちなみに無双家も武蔵家から独立した店です。

2018年7月にオープンした学芸大学の家系ラーメン・二代目 渡来武(1号店:自由が丘)も武蔵家から独立。ですから、武虎家と渡来武は兄弟のような存在です。武虎家には前から行ってみたかったのですが、渡来武がおいしかったので、武虎家にも早く行かなきゃなと。食べ比べてみたくて。

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基本的にはらーめんとつけめん。ライス無料、おかわり自由は武蔵家系統をはじめ、家系でよくあるパターン。らーめん並(硬め、普通、普通)とライスを注文しました。

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店内はコの字カウンターです。ラーメン屋でコの字カウンターは珍しいような。

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麺は酒井製麺。正統なる家系の証し。

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こちらがらーめん並。青磁の丼、オーセンティック。

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スープをひと口。おおお。うまい。うまいし、数日前に渡来武を食べたばかりだから、よくわかる。醤油はガッツリです。豚骨もしっかり。ちゃんとした家系です。けど、渡来武に比べて甘みを強く感じます。まろやかと言いますか。で、それが何に由来するかがよくわかる。

おそらく、武虎家はデフォルトで鶏油(チーユ)が多め。これが醤油のガッツリを少し柔らかくしてる。逆に言えば、渡来武で油を多めにしたら、武虎家に近づくような気がします。

なるほどそうか。家系で油を多めで頼んだことはほとんどないんだけど、油を多くするとコッテリになりつつ、まろやかさや甘みが増すんだろうな。これはいい発見だ。渡来武から間髪入れずに武虎家に来てよかった。

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麺はしっかりブリッブリ。いい硬さ。

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ライスは量も堅めの炊き具合もちょうどいい。キュウちゃん的漬物もいい塩梅。酸味がスープをさっぱりさせるのか。なるほど、よく考えられてる。このセットを考えた人えらいw

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こうして浸して食べました。これまた不思議で、ラーメンのスープとして味わっているだけならガッツリなんですが、米と一緒になると丸くなる。いや、これはいいね。ライスを頼んだこともほとんどないんだけど、今度から家系ではラーメンは並にしてライスをもらおう。

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家系は面白いなぁ。おそらくベースはそれほど大きく変わらないはず。だけど、ちょっとした違いで、こんなに差が出る。味はガッツリなんだけど、何気に繊細。奥が深い。

ガッツリ濃厚な本物の家系が西小山にもありました。学芸大学と西小山の中間、あるいは自由が丘と尾山台の中間でもなんでもいいんですが、渡来武と武虎家の両方に行ける方、ぜひぜひ、両者を食べ比べてみて下さい。もちろんどちらもおいしいんですが、違いがわかって面白いですよ。