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濃厚鶏白湯つけ麺 しょうき/昌㐂(学芸大学)は魚介の風味が強い鶏白湯ラーメン。まろやかで濃厚でうまみがギッチリ詰まった極上のスープは日本人のDNAが欲している味です。

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学芸大学駅から徒歩2分。東口商店街沿いに濃厚鶏白湯つけ麺 しょうき/昌㐂というラーメン屋があります。2017年11月13日にオープンしました。

※オープン当初は饗膳麺 昌㐂(きょうぜんめん しょうき)という店名でした。2022年2月頃から濃厚鶏白湯つけ麺 しょうき(昌㐂)と自称するようになりました。

※2023年3月末~4月頭あたり?に閉店しました。4月24日、中華バル・ダルマ飯店に業態変更します。

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店内は奥に広く、カウンター席のほか、テーブル席も。カウンター席は奥と手前、ふたつにわかれていて、お手洗いはその間にあります。

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タッチパネル式の食券機。おそらくすぐに対処するとは思いますが、「いらっしゃいませ」「お金をお入れ下さい」の音声機能は即刻オフにすべきでしょうな。やかましいw

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メニューは大別すると2種。らーめんとつけめん。それぞれにデフォルトと味玉、特製があります。トッピングの差のようです。

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初回ですし、オーソドックスに芳醇魚介鶏白湯らーめん(850円)にしました。

私が行ったのはオープン日。いろいろあって当然。こちらはぜんぜん気にしてなかったのですが、どうも私の注文が飛ばされていたっぽい。もしかしたら、店主の知り合いと思しき、私の隣の方が「あちらの方の注文遅れてるよ」的なことを言ってくれたかもしれません。ありがとうございます。

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というわけで、こちらが芳醇魚介鶏白湯らーめん。本当はのりは1枚のはず。2枚乗ってるのは、注文を飛ばしてしまったことに対するサービスなのか、単なるミスなのかw

魚介のいい香りがします。かすかにとろみのあるスープをひと口。ひゃあ、極上。香りだけではなく、味わいも魚介が強く出ています。そして鶏のコクも。まろやかで甘く、メニュー名通り芳醇です。うまみがギュッと詰まってる感じ。

麺はストレートの中細麺。博多豚骨を彷彿とさせるような麺です。加水率は低めかもしれません。麺自体はツルツルではないのですが、麺の表面にスープがコーティングされ、スルッと喉を通っていきます。大栄食品(板橋)の麺だそう。

デフォルトの具は味玉、ネギ、ほうれん草、のり、チャーシュー。チャーシューがとてもいい。柔らかいのですが、しっかりとしていて重厚。適度な脂もあって、食べごたえがあります。だから濃厚なスープにとてもよく合います。

赤いのはなんだろう。揚げネギか揚げニンニクか。

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最後のふた口分ほどで、カウンター上にあった唐辛子とニンニクを投入。ニンニクはほんの少し、唐辛子は多め。ニンニクはなくてもいいかも。唐辛子はいい味変。

鶏白湯が強すぎるとクドくなったりします。けど、このラーメンは魚介がしっかりしてるから、スッと飲める。なぜ魚介だと食べやすくなるかというと、これはもうDNAと言うしかないと思うんです。

日本人が生まれてこのかた、ずっと慣れ親しんできた魚介の風味。その記憶は細胞にまで染みついています。これが呼び起こされるから、濃厚でコクがあるんだけど、どんどん飲めてしまいます。DNAが欲してる味なんですね。とても満足度の高い一杯でした。

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食べ終えた丼類は上げずにそのままにしておくほうがいいかもですw スタッフさんが「そのままで大丈夫です」と繰り返してたので。どうせカウンターを拭きに出なきゃいけないですしね。

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お隣さんはつけ麺を食べていました。もちろん、それを撮ることはできませんがw、こんな感じでした。

普通のラーメンと色、太さが違っているように見えます。説明には「生地を数日間熟成させることにより、もちもちとした弾力とつるつるした食感が特徴です」と書かれていました。

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ネット情報などによると、店主は中目黒の居酒屋・兎馬(うさぎ)、目黒のラーメン屋・藤しろで働いていた経験があるそうです。私は藤しろに行ったことがないのですが、写真を見る限りはもしかしたら藤しろの影響が感じられるラーメンなのかもしれません(※追記:藤しろの方が味作りにおいてもアドバイスしていたそうな)。

また、店主はもともと祐天寺の居酒屋で働いていて、そこの〆で出てくる鍋のスープがめっちゃうまかったと、お隣さんは言っていました。いろいろなところで経験を積み、ここ学芸大学に店を構えることになったのでしょう。

オープンに際して贈られてきたこの花。すごい数だ。そして、オープン日に行った私は結局、並び始めて店を出るまで約2時間(!)かかったのですが、来ているほとんどの方がどうも知り合いっぽい。それだけ多くの方に愛されてきたってことなんですね。

あえて学芸大学まで足を運んででも食べたい、そんな風に思ってもらえるラーメン店になるといいですね。

SHOP DATA

昌㐂/しょうき/昌き/昌喜

「㐂」は「喜」の草書体を楷書体で表したもの。「喜」を草書体で書くと、漢字の「七」が3つ並んでいるように見えるため、「㐂」と書くようになりました。ですから、「㐂」は「喜」の俗字・異体字/略字と言えます。

「㐂」は店名、商品名等で使われることはありますが、普段は使われません。そして、パソコンの世界では環境依存文字/機種依存文字でもあります。場合によっては適切に表示されなかったり、あるいは「㐂」という文字を入力することができません。これはPCだから書けていますが、私のスマホでは「㐂」が打てません。

さらに(というか帰結として)、検索エンジン・Gさんとの相性が悪い文字でもあります。店名としてはできれば避けたい文字ではあります。

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