※2021年2月7日追記:本日、二葉屋は83年という歴史に幕を下ろしました。追記以上
武蔵小山駅から徒歩10分弱。学芸大学駅からだと20分ほどかかりますが、目黒本町あたりにお住まいであればすぐ。平和通り商店街にある二葉フードセンター。こういうストアーが大好きです。
今回は二葉フードセンターの一番奥にある八百屋・二葉屋で野菜を買ってきました。
二葉屋は昭和13年創業。平和通り商店街(創業当時は富士館通りという通称)で煮豆屋、乾物屋、漬物屋、青果店と業態を変えながら営業を続けてきました。現在地に移ってきた時期は不明ですが、昭和35年に二葉フードセンターができたそうなので、その頃合いだと思われます。
※2020年9月9日追記:二葉屋は2021年2月末に閉店します
曜日、時間帯によっては人でごった返しています。だだっ広い店内は野菜だらけ。とにかく安いんです。他のスーパーとそれほど値段が変わらないと思っても量が普通の倍以上あったりします。
当然、もの自体もいい。たとえばこちら。
茨城県産の香菜(パクチー)。280円というと普通の値段に思うかもしれませんが、超絶立派なパクチーが3束入っています。そしてこの根! パクチーは根が大切なんです。そして後述しますが香りもいい。
もうひとつ「二葉屋」の好きなところがこちら。
ちょっと変わった野菜もいっぱいあって楽しい。どういう料理にしようかな、どんな味かな、そんなことを考えるとワクワクします。
右奥に写っている方のカゴをご覧下さい。頭にバンダナを巻いた確実に飲食店店員だろうという方がどっさどっさと野菜を買って行きます。そう、ここはプロご用達。近隣の飲食店関係者と思しき人がいっぱい。学芸大学界隈の飲食店がここを利用しているという話もよく耳にします。プロが選ぶんだから、質も価格も間違いない!
お店のおっちゃんに話を聞いたら、店の歴史は50年は下らないとのことでした。
さて、今回購入したのはこちらです。
国産レモン(150円)、茨城県産パクチー(280円)、茨城県産ピーマン(90円)、千葉県産ミニトマト・サンチェリー(250円)、紫玉ねぎ(150円)、トレビッツ/トレビス(280円)。野菜の価格が高騰している昨今ですが、なかなか安くないですか?
なぜゆえこんなラインアップにしたかというと、豚ロースの薄切りがあったのでこうしたかったんです。
豚肉のエスニック風サラダ。シャクシャクの生野菜、ナンプラー・レモン・パクチーが織りなすエスニック風味。うめぇ。うますぎるよ。
ちなみに、全体を和えているタレは、ナンプラー、レモン、ニンニク、パクチーの根、唐辛子、砂糖を混ぜたもの。要はヤムウンセンのタレと同じですな。
前述のパクチーの根がこちら。
立派でしょう。この根が香るんです。だからタイ料理のドレッシング、タレには欠かせません。
二日目はこうしてやりました。
エビとアボカドのマヨネーズ和えエスニック風サンド。マヨネーズにナンプラーを少々加えました。トレビッツはチコリの仲間で苦味があります。これはこれでおいしいのですが、酢や甘みと合わせると具合がよろしいようです。今回はパルミジャーノを振りかけてみました。うまっ。
豚、エビ、マヨネーズ、強いものと合わせていますが、野菜も負けていません。そして、生野菜のバリバリというあの食感もいいんだよなぁ。まだまだ野菜は残ってます。次はポテサラに使ってみるか。
追記:しょっちゅう二葉屋に行ってます。これは巨大マッシュルーム(280円)のポタージュ。濃厚!
ベビーリーフ、クレソン、ディル、サラダ菜でブリのカルパッチョとサラダ。どの野菜も安いのですが、サラダ菜は10円!w
一把130円の唐辛子(生)もしょっちゅう買ってます。しっかり辛くて、特にエスニック料理を作る際は重宝です。
で、実はこの乾物コーナーがまたいいんです。何気に安かったり。
ぜひおすすめしたいのが、(まる)橋の唐がらし(橋本食品)。70円と激安なのですが、しっかり辛いんです。これを知って以来、唐辛子はこれしか買ってません。
はぁ、二葉屋楽しすぎる。
肉をガンガンかっ食らうのも幸せですが、野菜をワシワシ、モリモリ食べるのも幸せです。そして昔からある、安くて楽しい元気な青果店が街に残っているというのも幸せだと思うんですよねぇ。学芸大学だとボラボラとかさ。
個人商店はスーパーよりお高め、そんなイメージありません? ぜひ一度、二葉フードセンター、二葉屋に足を運んでみて下さい。まあとにかく安いですから。そして楽しいですから。
SHOP DATA
- 二葉屋
- 東京都目黒区目黒本町5-32-13 二葉フードセンター内
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