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上海菜館(学芸大学)のちょっと変わったチャーハン&半ラーメンに店の歴史を感じました~中華料理店の日本ならではの創意工夫が地元の人たちの心を掴む

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学芸大学駅から徒歩4分。バス通り(鷹番三丁目本通り商店街)沿いに上海菜館(しゃんはいさいかん)という中華料理店があります。1959年(昭和34年)創業だそう。

店名の上海菜館はお母さんが働いていた利華菜館とお父さん(創業者)が働いていた上海楼という両店名から採ったそう。

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とてもきれいな店内です。笑顔の絶えないご一家が営まれています。ランチ、夜ともにいろいろなメニューがあり目移りしてしまうのですが、今回は「本日のランチ」エビとイカの玉子チャーハン(半ラーメン付)を頼みました。

チャーハンとラーメンのどちらを選ぶかというのは、「私と仕事どっちが大切なの!」的難題です。しかし、日本人は偉い。この難題をあっさりと解決してしまいます。"半"メニューによって。

では、チャーハンとラーメンのどちらを"半"にすべきでしょうか。これは人それぞれの好みですが、私は半ラーメンにしたい。だって、ラーメンをフルに食べたら、もうそれでお腹いっぱいになるじゃないですか。チャーハンをフルにして、半ラーメンにすれば、スープ付チャーハンと量的にさして変わりません。これがちょうどいい。

そんなこんなで、まずは半ラーメンがやってきました。

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トッピングはネギ、のり、メンマ、ワカメ。おいしいんですが、ちょっと面白い。こういう類の店では中華スープもしくは鶏ガラスープを使うのが普通。もちろん、そういうものも入っているのでしょうけど、これは魚介系のものがガッツリ入っています。たぶん、いりこかな? 珍しい。

半ラーメンを半分ほど食べた頃にチャーハンが運ばれてきました。

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これも面白い。チャー=炒、という感じがしません。ご飯からピラフを作ってみました、といった優しい味わい。とてもおいしいです。

街場の中華料理よりもオシャレ。かと言って、本格中国料理というわけではなく庶民的。これは中途半端ということではありません。調理に工夫を凝らし、メニューを増やし、時には経営スタンスを変え、こういう形に落ちついたんだと思います。そして、研究と努力を積み重ねてきたからこそ、長く地元の人に愛されてきたのでしょう。こういうお店、素敵。夜も行ってみないとな。

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