三軒茶屋駅前は国道246号線、世田谷通り、茶沢通りで4叉路になっています。246から枝分かれするように西へ世田谷通りが伸びているのですが、246と世田谷通りに挟まれた一帯には多くの飲食店が密集していて、三角地帯、三角州などと呼ばれています。
交差点にはビッグエコーがあって、そこから246を南西へ向かうと、右手、三角地帯の中を目指す路地が数本伸びています。手前からエコー仲見世(筋2本分)、三茶3番街、ゆうらく通り、なかみち通り。なかみち通りの角にはドン・キホーテ ピカソ三軒茶屋店があります。そして、このなかみち通りが三角地帯の底辺です。
今回ご紹介するお店は、なかみち通りにあります。246からなかみち通りを入り真っ直ぐ行くと、居酒屋・味好亭の先の右手の角に見えるのがたこ焼き たこ益(たこます)。正面のちゃんぽん屋・長崎が有名ですね。
たこ焼き たこ益のあった場所はもともと、たい焼きやフランクフルト、たこ焼きなどをやっていた茶々というお店でした。ここを引き継ぐかのように、2014年、たこ焼き たこ益となります。すぐ近く、ゆうらく通りの大阪串カツ 大益(だいます)の姉妹店で、経営しているのは株式会社 issen(イッセン)。おそらく、店舗としてはこの2軒だけ。
10年は大げさかもしれませんが、相当前に食べたことがあります。ただ、その時は茶々だったのでしょう。たこ焼き たこ益は今回が初めてです。
まるで屋台のような外観。店前にはカウンターと椅子があり、ここでも食べられます。
たこ焼きは数種類あって、他にも、ます焼き、たませんなどのオリジナルメニューがあり、お酒を含むドリンクもあります。
初めてなのでオーソドックスにソースのたこ焼きをお願いしました。
中ぶりの普通サイズ。もしかしたら超絶熱いかもしれませんが、最初はひと口でいっちゃうのです。たこ焼きに対する私の勝手な礼儀として。どんなw
口にした瞬間「んも」。「あ」と言ったつもり。この味……。詳しくはあとで書きましょう。
モチトロです。それほど強くはないモッチリ感がありつつ、中心がかすかにトロ。焼きたてではありませんでしたが熱々。焼きたてだったら、トロみがもう少し強いのかもしれません。タコのサイズは普通。
とてもおいしいです。おいしいのですが、このソースが独特です。先ほど「んも」と声を漏らしたのもそのせい。店主に聞いてみました。
「ソースが独特ですね。すごくスパイシーです」
「そうですね。スパイシーですね」
深く追求するのはやめておこう。こういうのは大概、秘伝というかね。
で、単に独特だから声を漏らしたわけではありません。この味、一瞬にして、"アレ"を思い出させるのです。学芸大学の暖談(だんだん)のオムライス。とみーさんのオムライスも独特なソースなのですが、そのソースにとてもよく似たスパイシーさです。なんなんだろうな。一度口にしたら絶対に忘れられない味です。
その日行ったのは20時とか21時とかだったかな。別に飲んだあとってわけではありません。でも、飲んだあととか、飲みながら食べるともっといいかもなぁ。お酒に合う味わいだと思います。
すぐ先の肉のハナマサ 三軒茶屋店にちょくちょく行くので、たこ焼き たこ益の前もよく通ります。今度はビールでも飲みながらつまんでみよう。
たこ焼き たこ益で食べたことがあるかた、この記事を読んで食べてみたかた、ぜひご感想をお聞かせ下さい。どうなんでしょう。あのソース、結構スパイシーで独特ですよねぇ。
バッドボーイズ・佐田正樹さんとたこ益の代表・瀬澤大輔さんが友達のようで、佐田さんのYoutubeチャンネル・SATAbuilder'sで紹介されていました。猪木ウケるw