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グリルバー 暖談 だんだんは昼はランチ、夜は食事も楽しめるバー。老舗洋食店がリニューアルして、学芸大学の世代交代を感じました~チョイ悪オヤジの期待と寂しさ

※2019年8月1日追記:7月28日、暖談の店主・とみーさんが永眠されました。ご冥福をお祈りします。追記以上

おとといの6月8日、華々しく、大々的にピッツァ&ビュッフェバル ESOLA(エソラ) 学芸大学店がオープンしました。

ピッツァ&ビュッフェバル ESOLA(エソラ) 学芸大学店がオープン。ワイン飲み放題、メニューのグラム売りが大きな特徴です

同日、ひっそりと"オープン"したお店がもう一軒あります。グリルバー 暖談 だんだんです。学芸大学駅の西口を出た正面、第一ストアーの地下1階の奥。駅から激近だというのに、まったく目立たない、学大住民でさえあまり立ち寄らない場所にあります。

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20年?30年?と続いている定食屋さん・暖談(だんだん)。昼間に営業をしているのですが、内装を変え、夜はバーとして営業し始めました。それが6月8日。ですから、正確に言うと"リニューアルオープン"といった感じでしょうか。

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まだ内装工事中だった頃もお邪魔して様子を見てましたw

ヤンチャなチョイ悪オヤジ、とみーさんがずっと定食屋をやっていて、今回から、夜は息子さんのヤス君がカウンターに立ちます。オープン日、楽生茶屋のマスター・和田ちゃんと顔を出しました。

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「ワンドリンク500円くらいで、最初はノーチャージかな。営業時間とかも最初は様子見」

といったことをとみーさんは言っていました。今後、変わるかもしれませんが、だいたいそんな感じです。

※2015.09.27追記:オープンからしばらく経ちました。現在はチャージ料(500円)がかかります

酒の作り方も十分にわかっていない、まだまだヒヨっこのかわいい23歳。オヤジに遠慮しながらカウンターに立つこの若者は、これから10年、20年と、お店をやっていくことになるのでしょう。慣れてきたら、我が出てきて、この店を自分色に染め上げていきます。若者が集まるようになり、居心地の悪くなったオヤジは店から離れます。寂しさと嬉しさを感じながら。きっと。

「最近は若いヤツがどんどん店出してるじゃん。学大も変わっていくんだよね。いいことだと思うよ。そうしたら、中目とか渋谷とか自由が丘とかも近いじゃん。もっといろんな人が来てくれるようになるだろうしさ」

堅物のチョイ悪オヤジが、なんて物わかりのいいことをw いや、でも、何十年と学芸大学という街を見てきたからこそのセリフなのでしょう。カウンターに立つ息子を見るチョイ悪の眼差しはとても優しいものでした。

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学芸大学の古い飲食店は、店主が高齢になり、どんどん減ってきています。子供に継がせるという店も少ないような。そんな中、学芸大学の老舗でゆっくりと世代交代がなされようとしています。

まだまだ現役でやれる。だけど、ゆるやかに世代交代が進もうとしていることを予感している。期待と寂しさが入り混じったような感慨にふけるオヤジと、オヤジを越えて行こうとしている息子。この光景には感動すら覚えます。

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このバーがどんなバーなのか、説明できません。なぜなら、2日前にオープンしたばかりだから。そして、どんなバーになっていくかは、この若者のこれからにかかっています。目障りなオヤジをとっとと隠居させて、ヤス君が自分の「だんだん」を作っていくことを期待し、これからもこの「だんだん」を見守っていきたいと思います。

なーんて書くと、とみーさんに怒られそうだけど、大丈夫。とみーさんだって、そんな日を、たくましく育っていく息子を、楽しみにしているでしょうし。ね? とみーさんw

※追記:後日またうかがって見た感じだと、ちょっと違いますね。まっだまだ、オヤジから学ぶことがたくさんありそう。隠居はもっともっと先ですなw

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「だんだん」のオムライスはスパイスのきいたソースがかかっています。でかいw
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特別な日にとみーさんが作っていたカルパッチョ

というわけで、学芸大学という街を愛する方は、Picoに行ったあとにでもぜひ一度。まだまだ何もないバーですが、ある意味、学芸大学の"いま"がここにはあります。

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