赤提灯ばかりに行ってるわけではないですよ。こういうのもたまにはねw
宝町駅、新富町駅から徒歩5分。東銀座駅からだと10分。銀座四丁目交差点から15分くらいかけて歩くのもまたオツ。首都高・京橋出入口のすぐ脇にあるbistrosimba(ビストロシンバ)。友達の誕生日パーティーで行ってきました。
2015年9月にオープンしたbistrosimba(ビストロシンバ)は菊地佑自さんがオーナーシェフ。フレンチの"鉄人"・石鍋裕氏のもとで料理人としてのキャリアを開始して、その後、フランスで10年間修業を重ね、昨年、落合務氏のLA BETTOLA bis(ラ・ベットラ・ビス )があった場所に同店をオープンさせました。
テーブル16席、カウンター4席のこざっぱりとした店内。表の扉が大きく開くので、心地よい風が通りぬけます。とても落ちついた店内ですが、そんなところに10名で押し掛ける私たちは、なるべく店の雰囲気を壊さないよう気をつけ……てたか?w
メニューは季節やその時の仕入れによって毎日のように変わるでしょうから、各料理を事細かに紹介しません。どれも「うめっ」それでよしw
ホタルイカがパイの上に乗っています。ひと口でパクッといきます。サクッとしたパイの食感とホタルイカの甘みは最高のオーバーチュア。
グリーンピースの冷製スープ。チーズや生ハムが乗っています。たぶんですが、2リットル行けます。
サーモンとウドのサラダ。なるほどなぁ。ウドをこうするのか。かすかな苦みがいいアクセント。
ローストされたタケノコ、新玉ねぎ、白バイ貝。食材自体が調味料になっています。食感も楽しい。
アマダイのうろこ焼きとサフランソース。いわゆるブイヤベースのような感じ。え? 2リットルないの? シュン。
豚のロースト。なんだ最高かよ。
ワインを6~8本くらい空けたのですが、一番印象に残ったのはこちら。ボルドーのシャトー・クリュ・ゴダール(Chateau Cru Godard)。ほどよくタンニンがギュっとして、カシスのような甘みがあって、深みがあって。
「やべー! 超うめー!」とはしゃぐようなおいしさではありません。その技に見とれ、感心して、「うめっ」と声を漏らすことで精いっぱい。「なんだよこれ」「まじかよ」頭の中でそう呟くほかない、うなるおいしさです。
味つけ、プレゼンテーション、アイデア、コースの構成、雰囲気、サービス、すべてが素晴らしい。ちょっと和テイストな器が混ざっているあたりもセンスがいい。脱帽。お手上げ。
誕生日や何かの記念日に誰かを連れて行ってあげてください。必ず喜んでもらえるはずです。あるいは私のように打ちのめされ、うなだれるかのどちらかw
SHOP DATA
- bistrosimba(ビストロシンバ)
- 東京都中央区銀座1-27-8
- 03-6264-4218