トリッパとは
英語のトライプ(tripe)は牛や羊など家畜から取り出された胃のこと。反芻動物は4つの胃を持ちますが、第四胃以外がトライプと呼ばれます。
トリッパ(trippa)はトライプのイタリア語です。トリッパは胃およびこれを使った料理を指します。
イタリア料理としてのトリッパは牛の第二胃、日本ではハチノスと呼ばれるもつを煮込んだ料理を指すことがほとんどです。今回はこのトリッパを作っていきます。
煮込むだけですから簡単。パーティーメニューとしてもいいですよ。
トリッパの材料
- ハチノス
- ホールトマト
- 玉ねぎ
- ニンジン
- セロリ
- ニンニク
- 赤ワイン
- 塩
- 胡椒
- ブイヨン(コンソメ)
- ローレル
- チーズ
- パセリ
極端な話、ハチノスと塩さえあればトリッパはできます。香味野菜や赤ワインがあればコクや甘み、うまみが増えます。胡椒はあったほうがいいと思いますが、ローレル、チーズ、パセリあたりはお好みでどうぞ。
少し唐辛子を入れてピリッと締めるのもアリ。
以下、手元にない材料は無視して、調理の参考にしてください。
トリッパの作り方
ハチノスを下茹でします。冷凍物の場合は解凍する程度でOK。
下茹でしたハチノスをひと口サイズにカット。
ニンニク、玉ねぎ、ニンジン、セロリのみじん切りを軽く炒めます。
炒めた香味野菜、カットしたハチノス、ホールトマト、ブイヨン(コンソメ)、塩、胡椒、ローレル、赤ワイン少々、水を煮込みます。圧力鍋なら20分~30分程度煮込めば十分。
ハチノスや香味野菜のうまみがしっかり出るので、ブイヨン(コンソメ)は様子を見つつ入れてください。私は入れないことのほうが多いかもしれません。
仕上げに胡椒やチーズ、パセリ、バジルなんかを振ればできあがりです。
パーティー料理の一品としても喜ばれますよ。
トリッパのアレンジ
余ったトリッパはパスタにも転用可能です。
ライスグラタン、ラザニア風にしてもおいしいですよ。
ハチノスはどこで買える?
私はいつも渡辺畜産(三軒茶屋)もしくは肉のハナマサでハチノスを買っています。
上に載せたハチノスも渡辺畜産で購入しました。MACESAというニカラグアの大手メーカーのもので、130円/100g・580円でした。
近所にハチノスを売っているようなお店がない場合はネットで購入してください。
こちらは武蔵小山の人気韓国食材店・アンガ食品のハチノス。