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昭和39年創業・ふらい亭(駒大・学大・三茶)のとんかつはザクッとした衣、しっとり柔らかい肉が絶品で、オリジナルソースが絶妙です~とんかつ、ライス、キャベツの幸せな三角関係

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駒沢大学駅から徒歩約15分。学芸大学駅、三軒茶屋駅からは20分ほどでしょうか。龍雲寺通り沿いの龍雲寺前にふらい亭というとんかつ屋があります。無性にとんかつが食べたくなったので行ってきました。約2年ぶり、2度目の訪問です。

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入店時には2組ほどしかいませんでしたが、退店時は満席。休日ということもあって、家族連れが多いです。

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前回来た時のランチは、Aセット、Bセット……という構成でした。けど、そういう呼称はなくなっているようです。「おすすめ!」と赤文字で書かれているロースカツ御膳をお願いしました。

※その後、また来た際はAセット、Bセット……がありました。復活したのか、あるいは曜日によるのか……。←後述

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まずはソースとごま&すり鉢がやって来ます。これは前と同じだ。自分でごまをすって、ソースを加えるんだよなぁ。

とんかつを揚げる音が聞こえてきません。なんだろう。低温で揚げる系ではなかったと思うんだけど……。本当はカウンターに座って、揚げている姿を見たいんだけどなぁ。

それほど長く待たずしてとんかつがやってきました。

「キャベツとご飯はお替り自由です」

ひゃひゃひゃ。遠慮なく食ってやるw

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見た目がとてもゴージャス。写真ではわかりづらいかもしれませんが、デフォルトでもキャベツとご飯は結構な量。

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いい色。衣も肉も。キツネ色のパン粉がピンと立っています。見ただけでその歯ごたえがわかります。

さて、どこから食べましょうか。本来なら真ん中から行くべき? ふむ。確かに。けどね、A型の私は端から行きたくなるのですよ。

ザクッ。ふおぉ。この歯ごたえ、たまりません。肉はしっとり。端ですから脂がジュワッ。いい。とてもいい。センター寄りの肉も柔らかくてジューシー。火の通し方が素晴らしいなぁ。酸味、甘み、スパイシーさのバランスが絶妙なオリジナルソースも激うま。

そして忘れちゃいけないのがキャベツです。うまいとんかつ屋はキャベツもうまい。いや、キャベツがうまけりゃとんかつもうまい。これが定説。細かく千切りされたキャベツは水にさらされ、直前までピッキピキに冷やされているはず。シャクっとした歯触りが極上です。

とんかつ&ライス、キャベツ&ライス、とんかつ&キャベツ。ああ、なんて幸せな三角関係。おしんこも冷ややっこも味噌汁もおいしいのですが、このトライアングルを崩したくないから、最後まで取っておこう。そう思わせるほど完ぺきな3C2。キャベツとライスを1回ずつお替りしました。

もうすでに待っている人も出てきています。残っていたおしんこ、冷ややっこをサクッと頂き、ササッと出ます。会計時に昭和39年創業ということをうかがいました。

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後日、A、B、C……というランチセットは平日と土曜日だけで、日・祝日はないと判明。なるほど。ようやく合点がいきましたw

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この日はお昼の少し遅めの時間。いつもそうだけど、女性客が多い印象。

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ロースカツのCランチ。上の写真は御膳なので、ランチセットとは異なるのですが、以前食べたランチよりこじんまりとした感じがしました。上品で女性が食べやすいボリューム感。気のせいかな。ランチセットの場合はご飯、キャベツのおかわりは別途料金がかかります。

昭和39年と言えば、東京オリンピックが開催された年です。駒沢公園がすぐ近くですから、この界隈ももしかしたら東京オリンピックで沸いていたかもしれません。しかも高度経済成長まっただ中。みんないっぱい働いて、そしていっぱい食べて。

とんかつの歴史自体はもっと古いのですが、和幸一号店は昭和33年、新宿さぼてん一号店は昭和41年に開店しました。とんかつチェーンがこれほどできるということは、それだけ流行っていたということでしょう。当時の人たちの胃袋を満たすのに、とんかつってのがよかったんだろうなぁ。とんかつを食べ終わると、なんだか力がみなぎるというか、元気が出るというか。今でもそうだけど。

ふう。お腹一杯。おいしかったなぁ。よしっ。

自転車のペダルを踏む足に力がグッと入るのでした。

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