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かつ花(西小山)のとんかつは安くていつでも食べられる、気取ってない庶民派とんかつ。ワシワシととんかつをかき込む幸福感を堪能。

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西小山駅から徒歩2分。小山ホルモンと銀やの間の筋に、かつ花というとんかつ屋があります。

20年以上前にお母様が自宅を増改築してとんかつ屋を始めます。その後、洗足駅に姉妹店を出店。これに伴い、西小山の店舗は一度閉めます。そして2017年秋、洗足の店舗がここへ移転してきた。というのがネットの情報をまとめたものです。ただ、2017年以前、西小山には「花」という名前の看板も出ていました。どういうことなんだろう……。そんなわけで、正確なところはよくわかりません。

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この一ヶ月ほど、とんかつ欲がモヤモヤと湧いていて、昼時にたまたま前を通ったら、

「ロースカツ ¥800」

それよ、それ! 1000円以下の庶民的とんかつ定食を食べたかったの! 体はおのずと店へと吸い込まれていました。

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店内はテーブル席とカウンター席。男性と女性が働いてらっしゃいます。ご夫婦? 違うのかな。女性のチャキチャキ、サバサバした感じがとてもいい。

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とんかつ系4つ、ソースカツ丼ひとつ、もうひとつ何かの丼、計6食を一気に仕上げにかかっていました。はやっているランチの様子は見ていて気持ちいい。

とても暑い日でした。すぐ隣にあったお茶をセルフかと思って勝手に注いでガブガブ飲んでしまったのですが、たまたまそこにあっただけで、基本的には店員さんに頼んで注いでもらうようでした。ははは。ま、いっか。

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こちらは夜メニュー。写真を撮っていたら、お姐さんがこんなことを。

「ランチのロースカツでいいですよね?」

「はい」

ランチのロースカツと夜のロースカツは違うんでしょうね。

店頭に出ていたランチメニューの写真をスマホで見返しました。パッと見て、パッと決めちゃったけど、カツカレーもロースサンドもうまそうだ。冷静にこれを眺めていたら、相当迷ってただろうなw

男性は薄めのロースに竹串を刺し、小麦粉をまぶして卵にくぐらせます。これをパン粉に乗せたら竹串を外して、ギュッギュッと力強くパン粉をつけます。フライヤーは奥。こちらから見えません。揚げる音はほとんど聞こえてきませんでした。いつもとんかつ屋で不思議に思うのですが、あまり音がしないのはなんでだろう。

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あああ。

懐かしさ。安心感。

食べる前に告白しよう。僕はやっぱりキミが好き。

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肉にはしっかりと火が通っています。薄めの肉ではありますが、肉感たっぷり。衣も比較的薄めで、サクッというよりもしっとり。

味噌汁の具は大根とキャベツでした。けど、単なる味噌汁とは思えない深みを感じます。夜は豚汁らしいのですが、これも豚汁なのかな? いずれにせよ、こいつが妙においしい。

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こういうのにはソースを大胆にビャー。からしもいっぱいつけて、とんかつ、キャベツをご飯と一緒にワシワシとかき込みます。

一心不乱にとんかつをほおばる――これこれ。こういうのを欲してたの。ご飯もなかなか多いので、食べ終えるとお腹の具合もちょうどいい感じに。

「おいしかったです。ごちそうさまでした」

お二人の顔を見て、ご挨拶。

「ありがとうございました」

庶民的とんかつが人気の西小山かつ花

これが最上級のとんかつかと言われれば、さすがにそれはうなずけない。けど、僕にとってはこういうのが最高のとんかつ。いつでも気軽に食べられる、気取らないとんかつが僕は好き。

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かつ花のすぐ先には豚豚というとんかつ屋があります。西小山には他にも波止場、やまこし(山古志)、とん吉勝よしと、とんかつ屋がいっぱい。しかも、ハイクオリティとんかつ(波止場)、変わり種とんかつ(やまこし)、庶民派とんかつ(その他)とバラエティ豊か。

とんかつにこれだけ選択肢がある街・西小山……。学大住人である私は嫉妬に唇を噛むわけですが、なんでもかんでも望むのは欲張りすぎか。西小山は隣なんだし、食べたかったら自転車を飛ばせばいいだけ。

よし。

とんかつを食べると元気が出ます。庶民派とんかつを思いっきり食べられた幸福感にひたりながら、ペダルを強くひと踏み。

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