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炭火焼ホルモン KANAME/かなめ(学芸大学)の新鮮ホルモンは脂が乗っててガッツリしてるのですが、上質な脂なので次の日にもたれません。一人でも団体でもOK!

ホルモンは「放(ほお)るもん」から来てるというのは俗説(ザックリ言えばウソ)なんですが、そのあたりのことはウィキペディアに任せるとしまして。

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学芸大学駅から徒歩1分。東口を出て恭文堂書店を右折した先に炭火焼ホルモン KANAME(かなめ)というお店があります。2017年5月9日にオープンしました。運営は株式会社村治企画(2021年9月~)。

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店内はカウンター席とテーブル席。一人でも来れるのがいいですね。実際、一人のお客さんも二、三人来ていました。座席の下は荷物が入れられるようになっています。

カメラ目線でこちらを見てるのは店長のシン君。で、もう一人の方がオーナーさん。自由が丘の和牛もつ鍋と純米酒三拍子(旧トリサカバ三拍子)、渋谷の天麩羅バル・隠れや しぶ天が姉妹店。通算で4店舗目と言ってたかな。若いのにすごいなぁ。

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オープンしてまだ数日ですから、今後、メニューも変わるかもしれません。慣れてきたら、もっと増えるだろうし。メニュー内容は参考程度にして下さい。

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オープン記念の一杯サービスを頂きつつ、お通しの千切りキャベツ(二人分)。キャベツには消化酵素が含まれていて、脂っこい物を食べる時にいいのだとか。トンカツにもキャベツがついてくるでしょ? それに、キャベジンなんてものもあるくらいですしね。

余談ですが、肉好きの寺門ジモンさんは自宅の冷蔵庫にキャベツを絶対欠かさないと言ってました。それくらいキャベツってのはいいんですw

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実はキムチも同様で、消化を助けてくれるのだそう。メニューには本格キムチ盛り合わせしかないのですが、お願いして白菜キムチだけにしてもらいました。ほどよい酸味、辛みでおいしい。

大阪の鶴橋から取り寄せてると言ってたかな。確か後述の冷麺も。この後に行ったバーでシン君に会ったから、ちゃんと聞いておけばよかったんですが、酔っ払ってたし、なんだかいろいろ楽しくて、記憶があやふやだったり、肝心なことをまったく聞いてなかったりw ですから、不正確かもしれません。ご了承を。

さて、以下はすべて牛ホルモンです。こういうホルモン焼き屋に来たら、基本的には牛で通したいのです。

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ハチノス刺。刺しといっても煮られています。ゴマ、塩、ネギで和えられている感じ。とても柔らかい。いいつまみです。

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コプチャン(小腸)、ギアラ芯(第四胃)。いいモツ・ホルモンはピカピカに光ってるんですよねぇ。見ただけで素性のよさがわかります。そして見ただけでうまい。

いずれも上質な脂がコッテリ。甘くてとてもおいしいです。コプチャンは焼き上がる直前にタレをもう一度つけ、タレが温まったら食べます。こうするとさらにうまみがアップ。

この日はマルチョウが切れていました。ちなみに、コプチャンとマルチョウは同じです。コプチャンは筒状の小腸を開いてカットしています。マルチョウは小腸の裏表を引っくり返し、筒状のままカット。要はカットの仕方が違うというだけ。脂が内側になっている分、マルチョウのほうがコッテリ感が強くなる気がします。

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特に牛ホルモンは脂が多いので、こうして端のほうで焼くのがコツ。真ん中で焼くと脂が炭にどんどん落ちて、火がガンガン上がってしまいます。焼き方に関してはスタッフさんが説明してくれます。

脂と皮(内臓の本体)が一緒になっているホルモン(コプチャンとか)は基本的に皮目から焼くのが定石です。皮をパリッと焼いて、脂をどこまで焼くかというのは好み。ジュルっといきたければ、温まった頃合いに。脂多すぎるのは苦手という方はじっくり焼いて脂を落とします。

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ハツ(心臓)。脂がたっぷりついたものとついてないものを混ぜてくれました。ハツはササッと表面を炙る程度で頂きます。いやぁ、これもうまいなぁ。キュっと締まってるし、変な血なまぐさは一切ない。いいホルモンだ。

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トロミノ(第一胃)。脂がたっぷり乗っています。プルプル、コリコリでうまっ。すべてを食べたわけではないので不確かですが、おそらく、この店でもっとも脂が乗ってるのがトロミノじゃないかな。あるいはマルチョウか。

全体を通して言えることですが、どれも脂がかなり乗ってます。ただ、質がいいからでしょう、それがぜんぜんクドくない。クドくはなんだけど、食べごたえはあります。食べごたえはあるんだけど、トゥルンと食べられちゃいます。

味付けも関係してるのかもな。甘辛い味噌に漬け込むタイプではないので、さっぱり食べられます。そして、どれにも丁寧な飾りが施されているので、堅いとか噛み切れないということもありません。とても食べやすい。

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〆に梅しそ冷麺。これがねぇ、面白いんですよ。なんて言えばいいのかなぁ。麺が独特な食感。クラゲのようにコリコリしてるんです。形状もちょっと変わってる。ツルンとしてなくて引っかかりがある。冷麺の麺って普通は押し出し式で作るはずなんですが、これはどうなってんだろう。

スープもちょっと変わってておいしいです。ワサビをちょいと入れたくなる感じだなw

店名の由来は、オーナーさんが子供に「かなめ」とつけたかったんだけど、画数が悪くて却下され、けど、思い入れのある名前だから子供のような存在であるお店にその名を託した、とのこと。

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翌日。

炭火焼ホルモン KANAME(かなめ)のホルモンは脂がしっかり乗っていました。なのに、まったく胃がもたれません。おいしいってことでもあるのですが、それだけ脂の質がいいんでしょうね。新鮮で、脂がっつりなんだけど、もたれることのないおいしいホルモン。一人でも団体でも大丈夫。機会がありましたらぜひ。

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