
学芸大学駅から徒歩1分ほど。東口商店街のカルディの角を左折するとエビス参 学芸大学駅前店というモツ焼きをメインとした居酒屋があります。
ずっと「学大酒場エビス参」と名乗っていましたが、2025年9月1日よりエビス参 学芸大学駅前店という正式名称に戻りました。また、メニューも一新。内外観も変わります。以下はリニューアル前に書かれたものです。2025年9月以降は様相が大きく変わっていると思います。ご了承ください。

2017年ごろからは店長・まみぞーさんの「カメラを止めるな!」愛が止まらず、カメ止めの聖地となりました。上田慎一郎監督をはじめ、多くの出演者、関係者が訪れ、ファンもこぞって来ています。ファンにとっては唾涎の顔はめパネルがある居酒屋なんて、全世界でおそらくここだけでしょうw
※その後、カメ止に限らず、インディーズ映画好き、インディーズ映画関係者が多く集まる店ともなりました

店内はいつも活気で溢れていて、どこかちょっと懐かしい感じ。

奥には広々とした座敷も。大人数の宴会もできます。漫画やおもちゃもいっぱい。

私は1杯目にガリガリ君サワーを注文。おいしいし、甘いお酒も大好きなんですが、スイスイ行きすぎちゃって危険w

お通しの白菜。おかわりし放題。こいつがなんだか妙にうまくて、毎回、めっちゃおかわりしちゃいます。
※追記:お通し自体がなくなり、この白菜もなくなりました。追記以上
この日の注文は一緒に来ていた女性陣にすべてお任せ。その一部がこちら






牛モツ煮込み、タコの唐揚げ、トマト巻き&ささみのゆず胡椒、アボカド刺身、フライドポテト、大根と長芋のサラダ。すみません、正式名を失念しました。メニュー名は正確ではありません。学大酒場 エビス参といえばモツ。やっぱモツはおいしいですね。牛モツ煮込みも甘くて絶品。
それにしても、人に注文を任せるってのは面白い。普段、自分では頼まないようなものを頼んでくれるので、こういうのもあったのかっていう発見になります。学大酒場 エビス参には何度も行っていますが、アボカドも大根のサラダも初めてだ。


とにかくメニューが多い。とにかく安い。とにかくいつも賑わっている。学大酒場 エビス参はそんなイメージ。学大に住んでいて学大酒場 エビス参を知らない人はいない、それくらいの人気店です。では、なぜここまで人気なのでしょう。そのヒントは店名にある気がします。

もつ焼きえびすさん/エビス参は世田谷を中心に十数店舗あり、直営店とフランチャイズ店(FC)があります。もともと学大酒場 エビス参はFCの内のひとつで、(株)ドリーム・ファウンデーションが運営していたのですが、2013年に(株)あさくまサクセッションにエビス参全店舗の経営権(FC加盟契約含む)が譲渡され、同社の直営店に。2025年1月31日、親会社・株式会社あさくまがあさくまサクセッションを吸収合併し、エビス参は(株)あさくまの運営となりました。
学大酒場エビス参は「厳選もつ酒場 エビス参 学芸大学駅前店」という名前でした。しかし、いつからか(対外的な)店名が学大酒場エビス参に変わり、スタッフも一新され、これに伴い人気も出てきたようです。
このふたつの店名の差は、店のスタンスの差。「○○店」というのは店側視点。本店があり、支店がありますよということしか表していません(別にそれが悪いというわけじゃなく)。そして多店舗展開している場合、ほとんどが「○○店」という名前をつけます。
一方、学大酒場 エビス参の現運営者およびスタッフたちはこう考えています。
「この街に、この地域に根差した店にしないといけない」
だから、"学大酒場"としました。きっと。

名は体を表す――おそらく店名だけの話ではないでしょう。学大で飲み歩いていれば、学大酒場 エビス参の店長・まみぞうさんによく出くわします。酒好きだからってことではあるのでしょうけどw、でも、積極的に街と触れ合おうとしているように見えます。
大げさにいえば、学大の飲食店の客は7割が地元民。地元民に愛されないと続きません。地元に愛されるには地元を愛さなきゃいけない。ここは単なる一支店じゃない。学大の酒場なんだ。この街とともに歩んでいこう。"学大酒場"という名前にはその決意が込められているんだと思います。そして、その姿勢が多くの人に愛されているんじゃないでしょうか。
※冒頭の通り、2025年9月以降はエビス参 学芸大学駅前店となっています
















「ひと頃、エビス参によく来てたなー。賑やかで女性一人でも入りやすそうじゃん」
と同伴者の女性。
女性でも行きやすい、一人でも大人数でも利用できる、賑やかで安くておいしくて、学大という街に溶け込もうとする学大酒場 エビス参。「カメラを止めるな!」が好きな人もそうでない人もぜひ一度。