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もつ焼き ばん (中目黒・五反田系)ともつ焼き ばん(祐天寺)の違い

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2004年に閉店した中目黒のばん。2000年撮影

1958年に創業し、2004年に閉店した中目黒の居酒屋、もつ焼き ばん。

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2005年、創業者・小杉正氏の弟・小杉潔氏が祐天寺にもつ焼き ばんを開店させました。

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もつ焼き ばん 五反田店。2006年8月撮影

それとは別に創業者の義理の息子・松本勝氏が五反田にもつ焼き ばんを開店(2006年)。

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2014年には五反田店の流れを汲む店、もつ焼き ばん 中目黒本店がオープンしました。

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さらに2018年4月28日、三軒茶屋にも店舗がオープン。2020年9月24日には下北沢店、2021年7月には高田馬場、2023年1月には恵比寿にもオープン。

つまりもつ焼き ばんには2系統あるということです。

  • 祐天寺
  • 五反田系(五反田・中目黒・三軒茶屋・下北沢・高田馬場・恵比寿)

どちらが本流/本家といったことはありません。また、どちらがおいしいかも主観の問題ですから、お好きなほうへどうぞ。

※五反田系の運営は株式会社ばん

※祐天寺のばんには「当店はこの場所のみの経営です。他での出店はしてません」という張り紙があります。まさに上述と同じことを言っているだけです。これを「ばんは祐天寺のみ」「祐天寺だけが本当のばん」と曲解している人もいるようですが、祐天寺ばんはそんなことを一切言っていません。両系統が仲が悪いということもありません。ちなみに私は旧中目黒ばん時代から20年以上、ばんに通ってます。どちらの系統にも行っています。近いので祐天寺へ行くことがほとんどですが、どちらがどうとはまったく思ってません

で、この記事では祐天寺との違いを軸に、もつ焼き ばん 中目黒本店のメニューを紹介していこうと思います。おそらく五反田店、三軒茶屋店もそれほど変わらないと思いますが、五反田店は昔、2度ほど行っただけなので記憶が曖昧。

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まずメインのもつ焼き。仕入れ先は同じですから、肉質に差はありません。焼き方さんの技量に差がある程度。中目黒の方がコショウが多めかもしれません。なお「半ゴロ」といった用語は同じです。詳細は上記関連記事をご参照下さい。

※法改正により半ゴロはなくなりました

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中目黒のシロはネギが差し込まれています。祐天寺はシロのみ。

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中目黒のマカロニはアルデンテ。マヨネーズ味も比較的薄め。祐天寺は柔らかく、いわゆる"お惣菜"的味付けです。

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中目黒のレバカツは祐天寺より大きめに感じます。そして若干高いです。また、中目黒にはキャベツ・マヨがついてきます。

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刺し系は中目黒は平皿。祐天寺は深い皿。祐天寺は薬味を選べますが、中目黒はデフォルトで全部入って来ます。もちろん、好きな薬味のみにしてもらうことも可能。

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トンビ豆腐の基本的な味は同じですが、中目黒のほうが辛いです(写真は豆腐を崩した状態です)。

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こちらにあってあちらにない、というメニューもいっぱいあるのですが、その代表例がねぎ塩サラダ。ネギとごま油と昆布というシンプルながらとてもうまいサラダですが、祐天寺にはありません。逆にばんサラダは祐天寺のみ。

サワー類の"中身"も違います。祐天寺はジョッキに直接注いで持ってきてくれますが、中目黒はコップに氷と焼酎を入れ渡してくれるので、自分でジョッキに注ぎます。

現中目黒の大将を最後に見かけたのはもつ焼き 克。その後、五反田に移っていたんでしょうね。拙宅に近い中目黒に戻って来てくれたのは嬉しい限りです。大将のガッツリした料理が大好きw 祐天寺もいいのですが、今後は中目黒に行く機会も増えそうです。

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