昨年の暮れ、学芸大学の老舗スナック・いのうえが閉店すると界隈で噂が持ち切りでした。と同時に「いのうえが閉店する次の日には新しい店が入る」とも噂が流れ、まじですかと。
明けて2016年1月中旬、いのうえが閉まった翌々日には新しい店がオープンしていました。店の名前はCafe&MixBar cross(クロス)。自分でも物好きだなぁと思うのですが、その日に行ってみました。
※2024年7月頃に閉店しました
学芸大学駅から徒歩1分。西口商店街の日高屋の角を曲がり、東軒を左折した先のビルにあるCafe&MixBar cross(クロス)。その時にいたスタッフは男二人。面白いやつらで、いろいろ話をして、キミら何もんやねんみたいなことも聞いたのですが、詳細はまあいいでしょう。気になる方は行って聞いてみて下さい。秋葉原のメイドカフェやらあれやこれや、面白い話が聞けると思います。
で、ミックスバーってのは何ぞやということなんですが、スタッフは男も女もいて、客も男とか女とか関係なく来て、わいわい賑やかに楽しく過ごすバーって感じです。なんの説明にもなっとらんなw
その後もスタッフとはよく顔を合わせて、顔見知りになり、女の子もかわいかったりして、オープンしてしばらく経ったし、機会があればまた行ってみようと思っていたんです。そして行くことになるわけですが、さすがに私の一番年上の友達、Kちゃんと行くことになるとは。
Kちゃんはもうすぐ75になろうかというおじいちゃん。ミックスバーだろ? おじいちゃんだって楽しめるはずだw
すでにホロ酔いのKちゃん。抱えるようにしてビルの3階へ。「疲れる」と不満顔だったのに、女の子がかわいいもんだから、すぐ機嫌がよくなります。
約50年前、まだ1ドル360円だった頃、アメリカに渡り、奥さんとなる女性と出会った。という数百回聞いている話を女の子に披露。いつもより少し情熱的に話しているのは、この子を気に入ってるから。そして、この子が聞き上手だからでしょう。
カラオケは「男はつらいよ」→「さざんかの宿」→「網走番外地」の黄金パターン。結構酔ってるはずなのに、いつもより上手い。どんだけw
その日、カウンターには先客が3名ほどいました。大盛り上がり。内一人はよく知ってる子です。なるほどね。この子が来るってことは、ある意味、いいバーなんだな。ひとクセもふたクセもあるけど楽しい。そんなバーが好きだもんね。
場違いな演歌にも盛りあがってくれるスタッフ、お客さん。おじいちゃんもご満悦。ふむ。ミックスバー、その名に偽りなしw
後日、いろいろ話を聞きました。
「結局、システムは当初と同じ?」
「女性2000円、男性3000円で飲み放題、歌いたい放題。ショットで飲むなら時間チャージが1000円で、カラオケを歌いたいなら1000円で歌いたい放題です。ただ、ちょっと一杯寄りたいって常連さんがいたりすると、そこら辺はまあ。少なくとも、基本のシステムより高くなることはないです。安くなることはありますが(笑)」
そういう感じw
しっかし、よく考えてみれば、このビル自体がね。男、女、ゲイ、永ちゃんマニアと何でもあり。間違いなく学芸大学で一番カオスなビルだ。
老若男中女、一切関係なく誰もが盛り上がっているハイテンションなミックスバー・cross。ちょいと刺激的な夜を過ごしたい方、一度のぞいてみてはいかがですか?
SHOP DATA
- BAR cross
- 東京都目黒区鷹番3-7-4 鈴や3ビル3F
- 03-3711-0056