祐天寺駅から徒歩15分弱。学芸大学駅、池尻大橋駅、三軒茶屋駅から徒歩20分ほど。龍雲寺通りの下馬一丁目交差点近くに麻顔(あさがお)という焼鳥屋があります。2003年オープンという何気に老舗。
すぐ隣は「はがくれ」という有名なやきとん屋。「はがくれ」には行ったことはありますが、麻顔には行ったことがないので、先日、行ってみました。
1階はカウンターとテーブル2席ほどで、2階はお座敷。焼き担当の大将と女性スタッフがいらっしゃいました。ご夫婦? どうなんだろう。
まずはレモンサワーと焼鳥を注文。
上から、ごまレバー、レバー、つくね、ヒナ、ボンジリ、ホルモン(食道)、手羽先。炭火ですから、表面がパリッと香ばしく、中はジューシー。肉の芯までアツアツです。ひと串は小ぶりですが、その分、焼き上がりは早い。多くお客さんが来る小さな店では、これくらいがいいんです。じっくり焼いていては回りません。
レモンサワーがまたうまいんだよなぁ。なーにが違うんだろう。
カウンター横に据えられたおでん台も気になります。
「薩摩みそおでんって書いてますけど、薩摩みそってのがあるんですか?」
「いえ、鹿児島にはおでん文化がないんですよ。その代り、牛スジとコンニャクを味噌で煮込んだ料理があって、それをアレンジして、うちではおでんにしています」
なーるほど。そうなんだ。せっかくですから、食べてみましょう。
大根、ちくわ、たまご。見た目ほど味は濃くありません。まろやかな味噌とダシでコクがあります。ダシがタネにしっかりしみ込んでいて、とてもうまい。
さきほど頼んだ芋焼酎・志(こころざし)ともよく合います。これがまたおいしかったなぁ。黄金千貫で白麹。芋がしっかり出ていますが、スッと一本筋の通ったようなキレもあります。
古民家のようなロッジのような趣があります。大将は炭台の前につきっきりなので、あまり顔は見えませんでした。坊主頭でヒゲで、寡黙な九州男児って感じ?
印象的だったのは女性のかたです。化粧気はそれほどなく、見た目は一青窈って感じだったかな。さっぱり美人。いや、ほんとキレイな人だ。明るくてずっと笑ってます。顔つきもキレイだけど心がキレイ。いいなぁ、こういう女性。素敵だなぁ。
せせりの唐揚げが気になりました。でも、あえて頼みませんでした。次回、来る時の楽しみに取っておきたくて。
芋焼酎がいっぱいあって、焼鳥が安くておいしくて、おでんもおいしくて、女性はめっちゃキレイで笑顔がかわいくて。もし近所にあったら、絶対に通い詰めるだろうな。ボトルも入れるね、確実に。
SHOP DATA
- 麻顔(あさがお)
- 東京都世田谷区下馬1-17-8
- 03-3413-1106
- 公式