池利の手延べ素麺(販売:久世福商店)の強いコシ・歯切れ、豊かな風味に感動。さすが三輪そうめん!と唸らされました。これは間違いなく逸品です。

日本全国のおいしいものを厳選して販売している食のセレクトショップ・久世福商店(運営:株式会社サンクゼール)。今や日本全国にショップを構えています(渋谷ヒカリエ、アトレ恵比寿など)。

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そんな久世福商店で取り扱っている素麺が「手延べ素麺」。製造者は株式会社池利(奈良県桜井市)。三輪そうめんの生産地ですから、これは紛うことなき三輪そうめん。

久世福商店の商品の多くがOEMなのですが、これもOEMの一種ですね。作っているのは池利だけど、久世福商店のラベルで販売していると。

で、先に結論めいたことを書いてしまいますが、タイトルは「久世福商店の手延べ素麺(製造:池利)」ではなく「池利の手延べ素麺(販売:久世福商店)」としました。あまりにも素晴らしい素麺で、生産者への賛辞を最大限に表したかったから。それに、セレクトショップたる久世福商店だって、いいものを世に紹介したいという思いでビジネス展開しているでしょうから、こう言われて悪い気はしないはずw

細いです。香りは小麦の柔らかい香りがします。

いい素麺は手にしただけでわかります。糸か針のようにピンとしてるんです。細いのですが、力強くてしなやかで折れていません。ちなみに、三輪そうめんの場合、黒い束紙は「誉(ほまれ)」。一番太い規格なのですが、それでもかなり細いです。

茹で時間は2分ほどとありましたので、2分弱で上げました。そして冷水でしっかりと洗い〆る。

写真でわかりますかねぇ。ピカピカで、ピンと張りがあります。

最初に口にした連れが悶絶しました。

「んーーー! うん、うん」

「な? これがうまい素麺なんだよ」

まだ食べてないのにw 続いて私もひと口。

ブリッ、ブチッという暴力的なまでに激しく強いコシ・歯切れ。ツルンという気持ちのいい舌触り・喉越し。かすかな塩味(えんみ※)でさらに引き立つ小麦の甘み……。

「うん、やっぱりね。いい素麺てのは持った段階、茹でる段階でわかるんだよ」

冷静を装って偉そうな口を叩いていますが、本心では私も「うわぁ! やっべ!」と絶叫したかったw やばい。まじうまい。

「おいしい素麺というのがわかったよ」

「ぜんぜん違うだろ?」

「うん。ここまでおいしいと薬味とかいらないね」

「そうめん自体の味わいがしっかり感じられるからねぇ」

「これは星いくつ?」

「余裕で5。気持ち的には6をあげたいくらい」

やっぱ三輪そうめんはすごい。3大(or 4大)そうめん産地で一番アベレージが高い。まず外さない。

久世福商店の目利きがいいのは知ってます。もちろん、それはそれで素晴らしい。けど、ここはあえて久世福商店よりも製造者により大きな賛辞を送りたい。池利さん、こいつはすごいよ。本当にうまい。素晴らしい。OEMでも私はしっかりとみなさんの仕事を見させて頂きました。感動しました。星五つですっ!

池利の三輪そうめんは少々お高めではあります。スーパーで小売りされているのは見たことがありません。ネット通販(公式)か、久世福商店で買うしかないので、入手経路は限られます。でも、ぜひぜひ一度、嘉永3年(1850年)創業の実力・技を堪能してみて下さい。これが本当にうまい素麺なんです。

DATA
名称手延べ素麺
原材料名小麦粉、食塩、食用植物油
販売者久世福商店(サンクゼール)
製造者株式会社池利
評価★★★★★

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素麺と塩の関係

ほとんどの素麺には食塩が使われています。小麦粉と塩(塩水)を練り合わせるのです。なぜ塩を使うかを詳細に語り出すと大変なことになるので、簡単に列記すると、

  • 急激な乾燥の防止
  • グルテンの引き締め(コシを強くする)
  • 茹で時間の短縮化

など。素麺作りにおいて、塩はとても重要な役割を果たしています。

では、具体的にどれくらいの塩分があるのでしょう。

揖保乃糸には乾麺100gあたり2.2mgのナトリウムが含まれています。これを塩分量に換算すると約5.6g。ですが、揖保乃糸の裏面にはこう記載されています。

乾麺100gをゆでると約300gになります。ゆであげた100g当たりのナトリウムは72mg

乾麺100gは2束です。2束を茹でると300gになります。100g中のナトリウムが72mgということは、300gだと216mg。塩分量に換算すると0.55g。一人前(2束)の素麺には0.55gの塩分が含まれているということです。茹でることにより、そして茹でた後、冷水で洗うことで、これだけ塩分が抜けるのです。

パッケージの裏面に「たっぷりのお湯で茹でる」と書かれているのを目にしたことはありませんか? 実はこれ、塩分をしっかり抜くために必要なことなんですねー。お湯の量が少ないと、抜ける塩分も少なくなります。

さて、厚生労働省は成人の一日の塩分摂取量の目標値を7、8gとしています。WHOは5g。いずれにせよ、一食で0.55gというのはまったく気にするような塩分量ではありません。

時折、「減塩」「無塩」を謳う素麺を見かけます。それはそれで結構なのですが、ただ、もし仮にことさら「健康」をお題目に掲げた商品であるとするなら、何をトンチキをとw たった0.5gの塩分なんです。なのに、これをゼロにしました、だから私たちの商品は健康にいいんです!というのは、ほぼないような危険を煽っているようなもの。「健康」以外の目的で減塩、無塩にしているならいいんですけどね。

つーか、麺つゆの塩分量の方がえげつないわけですからw、もし塩分を気にするなら、麺つゆを使わないということのほうが無塩素麺を選ぶことより重要ですな。

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