「濃厚鶏そば たけいち 学芸大学店」は濃厚な鶏白湯スープがやみつきになるラーメン店。昼から深夜までやっているのも重宝です。

学芸大学駅から徒歩30秒。東口を出て、八百屋「ボラボラ」の脇の路地を入ったところに「濃厚鶏そば たけいち 学芸大学店」というラーメン屋があります。2012年11月にオープンしました。

本店は新橋の「麺屋 武一」(2012年7月オープン)で、学芸大学は2号店。記事執筆時には関東、名古屋、神戸、アジアなどで20店舗ほどを展開しています。運営は(株)テイクユー(代表:大澤武)。店名が「武一」の場合と「たけいち」の場合があります。何の差だろう。

テイクユーは焼き鳥屋、居酒屋なども運営していて、「たけいち/武一」はその焼き鳥屋とラーメンをコラボして生み出した店です。なかなか面白い会社なのですが、そのあたりの詳細はググッてみて下さい。

「たけいち」はいわゆる鶏ポタ系。鶏ガラをベースとした濃厚でコッテリした鶏白湯(パイタン)のラーメンが基本です。ただ、鶏ポタ系で重要なのは実は鶏ではなく……といった話はまた後ほど。

なんだか妙にメニューが多そうに見えます。食券機が雑然としてるw ざっくりと、

  • 鶏骨醤油そば(ちーゆしょうゆ)
  • 鶏白湯そば(とりぱいたん)
  • 鶏塩そば(澄んだスープ)
  • 辛味噌鶏そば
  • つけそば

があると思って下さい。あとはトッピングの差だったり、期間限定だったり、サイドメニューだったりです。


カウンター、テーブルにもメニューがあって、これを見ると比較的わかりやすいw メニューには「ご注文はお席にて現金でも承ります」とありますから、席についてゆっくり考えてもいいかもしれません。一応、それでもいいか聞いて下さいね。

濃厚鶏白湯そば(780円)。スープにはドロッというほどではないトロみがあります。甘みのある濃厚なスープ。

トッピングは玉ねぎ、長ネギ、水菜、メンマ、つくね、鶏チャーシュー。真空低温調理の鶏チャーシューはジューシーでしっとり。こいつがまあうまい。マネしたい。

鶏骨醤油そば(780円)。濃厚鶏白湯そばは塩ダレですが、鶏骨醤油そばは醤油ダレ。醤油と言っても、醤油がガッツリ出ているというわけではありません。醤油の風味がかすかに感じられるという程度。塩より醤油のほうがわずかにパンチが強いかもしれません。

濃厚辛味噌鶏そば。辛さはひかえめ、普通、辛め、激辛から選べます。これは辛め。なかなか辛いです。

麺はスープによって違うそうです。濃厚鶏白湯そばはどうだったかなぁ。すみません、随分前のことなので忘れました。鶏骨醤油そば、辛味噌鶏そばの麺は福岡豚骨ラーメンのような加水率が低めの麺。豚骨ラーメンよりも太めですが、ポリポリとした歯ごたえを残していて堅めです。

鶏つけそば(780円)。並盛(180g)/中盛(270g)、塩/醤油が選べます。これは中盛の塩。

鶏のコラーゲン感がとても強く、濃厚でこってり。

麺は加水率が高めのよくある麺。少し平たくてプリッとしています。この麺はイマイチ。つけ麺は麺が命。にしては、ちょっとね。もっと小麦がしっかり香るような力強い麺であってほしいかな。

スープ割ができます。自分でスープの量を調整できるのが嬉しい。

スープがこってりしているので、途中で調味料を入れるのがお勧め。黒七味、特製酢がよく合います。



あえてわかりやすく説明するなら、天下一品。あそこまでドロッとはしていませんが、味の方向性は似ています。天下一品をさらりと食べやすくしたのが「たけいち」と思ってもらっていいでしょう。かなり乱暴な言い方ですが。

今回、久々に食べたのですが、やっぱりおいしいですね。「プレミアワン」の倫子ちゃんは「たけいち」しか食べないと言ってました。でもまあ、気持ちはわかります。しっかり濃厚なんだけど食べやすい。パンチはあるけど、もたれない。とてもバランスのいいラーメンだと思います。

で。

「たけいち」のスープは鶏ガラやもみじをドロドロになるまで長時間炊いたスープだと言われています。取材等でも店関係者はそう答えています。そして、食べた人も「濃厚な鶏のスープがおいしい」と言います。けど、私はちょっと感想を異にします。

誤解を恐れず言っちゃいますが、鶏白湯自体は誰でも簡単においしく作れます。私も何度も作ってます。

水炊きの白濁スープはなぜ白い?~簡単!本格的な白い鶏ガラスープ(鶏白湯)の作り方

けど、一度でも自分で鶏白湯を取ったことのある人ならわかるはず。鶏白湯自体は作れるのですが、これをラーメンのスープにするのが難しい。

鶏ガラで作った鶏白湯は、それだけだとラーメンのスープになりません。鶏が濃すぎるし、鶏だけだとあんなにトロみも出ません。煮詰めればトロみも出ますが、そんなことをしたら、それこそ飲めたもんじゃない。

鶏の濃さ、スープの粘度(トロみ)を出しつつも、クドさを抑えラーメンのスープに仕立て上げる。ここがラーメン用鶏白湯スープのキモ。そして、これこそが各店の個性ともなります。

じゃあ、鶏ガラで作った鶏白湯をどうやってラーメン用のスープにしているのか。ここはなかなか語られません。一般的には野菜を使い、これで甘みやうまみ、トロみを出しています。おそらく「たけいち」もそうでしょう。そして「たけいち」はこのバランスが絶妙だからおいしい。

「たけいち」のスープを飲むと、鶏が濃厚というよりも、これだけ鶏白湯をしっかり使って濃厚に仕上げながら、こんなにも飲みやすくできているってのに感心するのです。「しょせんチェーンじゃん」「セントラルキッチンだろ」とバカにできないおいしさだと思います。

もし複数回食べるなら、鶏白湯そば→鶏骨醤油そばと試すことをお勧めします。もし一度きりかもしれないということなら、鶏骨醤油そばかな。そして、鶏つけそば、辛味噌鶏そばはスルー。私だったらね。

昼から夜まで通しで営業している、深夜3時までやってるってのも重宝ですね。

DATA
店名濃厚鶏そば たけいち 学芸大学店
住所東京都目黒区鷹番3-1-4
電話番号03-5768-7955
URL食べログ

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