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元祖!中津からあげ もり山 学芸大学店の塩ダレ鳥唐はしょうが・にんにくのパンチが効いていてジューシー。マツコ・デラックスさんも絶賛のおいしさです~元祖と総本家、ふたつのもり山の関係

マツコ・デラックスも絶賛の唐揚げ

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学芸大学駅から徒歩3分。東口商店街を真っ直ぐ行き、セブンイレブンを越えた先の路地に元祖!中津からあげ もり山 学芸大学店という鶏の唐揚げ専門店があります。サニーサイドレインカラーの隣です。2009年5月15日にオープンしました。

学芸大学店はフランチャイズ店です。運営は株式会社ケーウイング(代表:木野利裕氏)。同社は川崎王禅寺店も運営しています。

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学芸大学でも屈指の人気・有名店。2017年10月10日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS)で元祖!中津からあげ もり山の手羽先唐揚げが紹介され、マツコ・デラックスさんも絶賛していました(テーマ「手羽からあげの世界」)。また、日本唐揚協会主催のからあげグランプリ(2011年~)では幾度も最高金賞(塩ダレ部門)を受賞しています。

各部位の唐揚げのほか、お弁当も

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オーソドックスなもも肉、むね肉のほか、骨付き、なんこつ、砂肝、とり皮などもあります。また、からあげ弁当や期間限定メニューも。

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注文したら先に支払いを済ませ、番号札を受け取ります。注文が入ってから揚げ始めるので、7~15分ほど待ちます。

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イートインはできません。テイクアウト専門です。ただ、店内には小さな椅子もあるので、座って待つこともできます(空いていれば)。みなさんはだいたい表で待ってますね。時に行列ができていることもあります。

さて、すぐそばの鷹番児童遊園で揚げたてを頂きましょうか。

できたて唐揚げはジューシー

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左の3つはむね肉、右の3つはもも肉。この6個セットは「骨なし(ミックス) 」というメニューで580円/200g。

揚げたては、とんでもなく熱いです。噛むと汁がブシュッ。やけどしないように、そして服が汚れないように気をつけて下さい。

むね肉はしっとり、もも肉はむっちり。どちらもジューシー。衣は薄めです。もも肉の皮部分がかすかにカリッとしています。

しょうがとにんにくがガッツリ効いていて、肉までしっかり味が浸透しています。ただ、塩ベースのタレ(すりおろしリンゴが使われているそうな)はさっぱり。ですから、しょっぱかったりクドかったりはしません。

一味もほんの少し混ざっていますが、辛さはまったく感じません。全体を引き締める効果があるでしょう。きっと。

油の切れがいいですね。べとつかないし、ギトギトしてない。初めて食べた時は揚げたてではなかったのですが、その時もベタッとはしてなかった記憶があります。そういう意味では食べやすい唐揚げだと思います。

ただ、やっぱりにんにくの香りがすごいですから、電車で持って帰る際は袋をしっかりと閉めて、できるだけ周りの迷惑にならないようご注意をw

時間を置いた唐揚げはガッツリ

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この日は骨なしもも(右)としょうゆからあげ(左)。同じ100gのはずなのですが、骨なしもものほうが多いように見えます(前者は4個、後者は3個だった)。気のせいかな?

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買ってきた2時間後、夕食として食べてみました。あえて温めません。

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骨なしももは揚げたてよりも冷めたほうが、強く味を感じました。ガッツリ。

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しょうゆからあげは初めて。確かに醤油の味はするのですが、骨なしももとそこまで大きくは変わりません。しょうゆがらあげは少なく見えたので、今後は骨なしももを選びます。

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ある日はカレーにトッピングしてみたり。

人によって好みはあるでしょうけど、時間が経って、衣がちょっとしなっとなった感じも私は好きです。温かいほうがよければ、レンジではなくトースターで温めるといいかもしれませんね。

揚げ物で大満足のお弁当

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別日のアジフライ弁当(700円)。写真には写っていませんが、ソースもついてきます。

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弁当は基本的に700円です。唐揚げ2個+α。

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こういう弁当に使われるアジフライとしては文句なし。薄くはあるのですが、大ぶりで臭みのようなものはありません。衣はサクサク。

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唐揚げはしっとりジューシー。お酒か麹かわかりませんが、そのような風味が前回食べた時よりも際立っていました。私はこういうのも好き。甘くてふくよか。

あと、ごはんがおいしかったなぁ。

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出先でお弁当として食べるのであれば、もり山の弁当もいいと思います。ただ、唐揚げのみのからあげ弁当を家で食べるのであれば、私は弁当ではなく、唐揚げを単品でひとつかふたつ買って、家で炊いたごはんで食べるかな。揚げ物部分の値段とごはん・漬物・ポテサラの値段を考えると、後者が割高に感じるので。

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別日のメンチカツ弁当は鷹番児童遊園で。

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メンチは肉っぽさがほとんどないペースト的なタネ。コショウが効いていて甘めで、独特な味わいでした。こういう弁当についてるメンチカツとしては、まあ。

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やっぱりできたてをすぐ食べるのがおいしいね。

特に唐揚げは作るより買うほうが楽

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鳥の唐揚げって難しいし、粉と油で台所は汚れるし、毎日、揚げ物をするわけではないので、大量に油を使うのはもったいない。だから作るたびにこう思うんです。こりゃ買ってきたほうがいいと。

なんか無性に鳥唐をワシワシ食いたくなることありません? ラストオーダーが19時45分と早いのですが、間に合いそうなら晩御飯のおかずの一品として、晩酌のつまみとして、あるいは休日のお昼ご飯にぜひ一度。って、これだけの有名店に対して今さらなんですがw

中津からあげとは

戦後の食糧難対策として政府が養鶏を推進。大分県中津市内に養鶏場が多数できました。そんなことが一因となり、中津市にからあげ専門店がたくさんできます。

中津市で初のからあげ専門店は森山からあげ店(現・中津からあげ総本家 もり山)とされています。同店ももともとは養鶏場をやっていました。現在、中津市内には数十店のからあげ専門店(持ち帰り専門)があるそうです。

中津からあげは単に中津市で販売されている鳥の唐揚げというだけで、特に共通する特徴があるわけではありません。店舗によって味も製法も異なります。

参考/wikipedia:中津からあげ

もり山の総本家と元祖

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2004年7月、森山浩二氏が中津からあげ もり山 万田店(大分県中津市大字万田)を創業しました。時期は不明ですが、その後、店舗名は元祖!中津からあげ もり山となります。同店は九州を中心に店舗を増やし、2009年には学芸大学にも元祖!中津からあげ もり山 学芸大学店がオープンしました。運営は株式会社ケーウイング(代表:木野利裕氏)。

元祖!中津からあげ もり山における学芸大学店は"のれん分け"とのこと。それが具体的にどのような関係性を指しているのかは不明ですが、フランチャイズのようなものでしょう。2021年2月10日、ケーウイングは王禅寺店(川崎市麻生区)もオープンさせています。

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ところで、大分県中津市には昭和45年創業の森山からあげ店がありました。中津初のからあげ専門店だそう。創業者は森山韶二氏。同店も中津からあげ総本家 もり山と名前を変え、多店舗展開しています。

中津からあげ総本家 もり山創業者の森山韶二氏と元祖!中津からあげ もり山創業者の森山浩二氏は親戚関係です。もともと森山浩二氏は総本家の製法や技術、秘伝のにんにくだれについて教示を受け、これらに独自のアレンジを加えて元祖!中津からあげ もり山を創業しました。

総本家と元祖。両者はドロドロの争いをしているわけではありません(少なくともそんな様子は消費者には見えない)。ただ、総本家の公式サイトでは「元祖はのれん分けではない」「総本家は昭和45年創業、元祖は平成16年創業」と念を押しています。元祖も2015年ごろから「昭和45年創業」とは言わなくなりました。

どちらがどうというわけではなく、消費者に誤解を与えることは両者ともに避けたいと思っているはず。そして、中津からあげを盛り上げたいという気持ちも同じでしょう。あれこれケンカせず、最低限の一線を守りつつ、互いに切磋琢磨。そんな感じじゃないでしょうか。

参考/中津からあげ総本家 もり山:「中津からあげ 総本家 もり山」と「元祖 中津からあげ もり山」

元祖と総本家のビジネス展開

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冒頭でも紹介した通り、元祖!中津からあげ もり山は「マツコの知らない世界」をはじめメディアで頻繁に取り上げられています。また、ファミリーマートのファミマのからあげを監修したり、日清とコラボして唐揚げ粉(日清 からあげグランプリ最高金賞店監修 から揚げ粉)を出しています。

どちらかというと、元祖のほうが多角的にビジネスを展開してきたわけですが、最近では中津からあげ総本家 もり山も積極的にフランチャイズ展開を行うなど、活動を活発化させているようです。

そんなこともあって、積極的にビジネスを広げていこうとする際に、元祖と間違われては困るので、上述の通り、総本家の立場、総本家と元祖の違いをはっきりさせたかったということもあるのかもしれませんね。

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